「感情のスケール」に隠されたシークレット

皆さん、こんにちは。「宇宙の法則」エバンジェリストのにしきです。

エイブラハムの「感情のスケール」はご存じでしょうか?

22の感情の段階があるというヤツです。

22に分けてくれるのはありがたいけれど、ピンとこないところが
あって深く語られることが少ない感情のスケール。

実は「感情のスケール」には隠されたシークレットがあるんです。

この記事では、感情のスケールのシークレットを明らかにしましょう。

エイブラハムの「感情のスケール」とは

感情のスケールは、代表的な感情を波動によって波動の低いほうから高いほうに並べたものです。

ちょうどこんなかんじです。

エイブラハムの感情のスケール by 「宇宙の法則」エバンジェリストにしき

高い波動の感情(数字は少なくなる)になるに従い、ソースという根源的なエネルギーとあなたのつながりが増えてきて、エネルギーが増えます。エネルギーが増えると、活動的になります。

21の「無価値感」よりも17の「怒り」のほうがエネルギーが増えています。
怒るのもエネルギーが必要ですよね。
あまりにエネルギーがないとき、怒ることさえできないのでわかりますよね。

そして、願望に関していえば、エネルギーが増えると、願望が実現するのが早くなります

低い波動の感情を持つと、あなたがソースから遠ざかって、エネルギーが減ります。
エネルギーが減ると、動けないかんじ、死に近くなるかんじになります。
22の感情になると「何もしたくない」といった低エネルギー状態になります。
願望に関して言えば、低い波動の感情を持つと、願望が実現するのが遅くなり、むしろ望まないことが起こってきます

最も高い波動の感情は、1の「喜び/知/エンパワーメント/自由/愛/感謝」で、最も波動の低い感情は22の「恐れ/深い悲しみ/憂うつ/無気力」です。そのほかの感情は、この間のどこかに位置することになります。

なお、ここで言っている感情は、あなたの「支配的な波動」のことを言っています。
僕たちは、一日のうちにさまざまな感情が持ちますが、その一つ一つを言っているわけではなく、あなたの「引き寄せの作用点」となる支配的な波動について、感情のスケールで述べていると思ってください。

この感情のスケールをみてどう思いますか?

納得? ピンとこない?

元々が英語なので、英語の言葉の波動をもとにエイブラハムとエスターさんが分類しているので、日本語に訳したときに、ピンとこないことがあるかもしれません。

例えば、「敵意/激怒」の「激怒」は「怒り」より激しいので、エネルギーが多く波動が高いように思えます。しかし、英語の「激怒」は「コントロールされていない怒り」のことで、通常の怒りよりも波動が低いと見なされるようです。

11の「お手上げ」はなぜここに該当するのかは謎です(笑)。

英語の語感もあるので、あまり厳密にどの感情なのかを気にする必要はないでしょう。

感情のスケールであなたの感情は何番目ぐらい?

さて、あなたが頻繁に感じている感情(支配的な波動、引き寄せの作用点)は、感情のスケールのどこらへんに該当すると思いますか?

自分にダメ出しして自分を責める方は、15の「非難」ですよね。

「自分になんて生きる価値がない」と落ち込んでいる方は、21ですね。

イライラしている人は、10です。

何かを期待していたのに、うまくいかなかった方は、12の「失望」というところでしょう。

悲しさや孤独感を感じている人も、期待が裏切られたという意味で12の「失望」に当たるのではないでしょうか。

「うまくいくだろうか」と疑っている人は、13の「疑念」です。

「どうでもいいや」と思っている人は、8の「退屈」でしょう。
8の「退屈」がネガティブ系波動では一番高い波動で、驚きますよね。

そして、7の「満足」より上の波動が、ポジティブな波動になります。

エイブラハムの感情のスケールは人生の学びの縮図

感情のスケールで大事なことは、今のあなたの波動がどこに該当するか、高いか低いかということよりも、あなたが感情のスケールを上に向かって(波動の高い感情に向かって)昇っていく、ということです。

僕たちが地球で行っている学びは、煎じ詰めれば、これです。

感情のスケールを上に昇ること。

つまり、波動を上げることです。

愛や感謝、悟りに向かって、体験を積むことが、地球での学びですよね。

もちろん僕たちはネガティブな体験をします。しかし、ネガティブな体験は嫌なことやいけないこと、ないほうがいいことではなく、僕たちが地球に生きるうえで必須のことです。なぜなら、ネガティブな体験がコントラストとなって、「じゃあ何を実現したいんだ?」ということから願望が生まれる、というのがエイブラハム的な説明だからです。

願望と自分の波動合わせをしていく。しかもそれは頑張るやり方ではなく、力を抜くやり方で

それがエイブラハム流の引き寄せ実践です。

ですから、感情のスケールはただ感情を並べただけではなく、僕たちが人生で学ぶべきことのリストだといってもいいのです。

無価値感にさいなまれている人は、怒りを持ったらそれはそれで成長です。
そしたら、「できないかも」と思いながらも、自分で願望を持ってみる。
それでも願望はなかなか実現しないので、イライラしたりするけれど、ふとしたひょうしに手放しが起こって、「現状もこれはこれでいいんじゃない」と満足できたりします。
さらにスピリチュアルを学んでいると、人生に対してうっすら希望を持てたり、さらに自分の内側から湧いてくる思い(情熱)を持てたりします。
そして、「自分が生きているという存在だけでOK」と思えるようになり、すると存在レベルからくる喜び、愛、感謝、自由を体験できるようになるのです。
そして悟りへと向かって行く。

人生の学びは、すごく大雑把に言えば、こう言っていいのです。

エイブラハムの感情のスケールに見る、人生の3つのステージ

さて、この22のエイブラハムの感情のスケールですが、よく見てみると、3つの人生のステージに分かれるように思います。

プレ願望期(22-15):生き延びることに注意が向いていて、そもそも願望を持ちにくいステージ。

願望期(14-9):願いを叶えることが人生の一大事だと思えるステージ。

願望超越期(8-1):自分の望みが叶うかということを超えて、人間としての自己実現、自己成長、自分の「あり方」に焦点が当たっているステージ。

感情のスケールをこんなふうに3つに分けてみると、人間の意識の進化がよくわかると思います。

プレ願望期

22から15の「非難」ぐらいまでは、自分のエネルギーを何かの実現に使っていません。
むしろ、「自分は存在していいのか」ということに注意が向いています。

これがプレ願望期の特徴です。

落ち込んだり怒ったり、他人に敵意を向けたりして、自分の人生に責任を負っていません。
「オレの人生がうまくいかないのは、オレに価値がないからだ」「周りが悪いから、人生が思いどおりにならないんだ」と、自分で自分の人生を切り開くところがありません。

この状態では、自分の願望は浮かんでこないでしょう。

願望を思い立っても、心の底では「どうせ私なんて・・・」と思うのが関の山です。
(16の「落胆」)

ですから、15の「非難」あたりまでは、そもそも願望に向かって行かないと思うんですね。
心の内側で起こるおしゃべりにエネルギーを使ってしまい、何かを実現することがありません。

それがプレ願望期です。

願望期

ところが、14の「心配」から9の「悲観的」ぐらいまでの感情にいる人は、恐る恐る願望を持ち始め、実現に向かおうとします。ですが、ネガティブなエネルギーなので、実現には至りません

願望を持っても、14「心配」や13「疑念」では、実現に疑いを持っています。

実際に願望が実現しなかったり、思ってもみない出来事が起こったりすると、12の「失望」や、11の「お手上げ」になると思います。

10の「欲求不満/イライラ/短気」は焦りにも似た感情で、願望が実現しなくてじれてしまっています。実現しそうなのに、できない。そんないら立ちでしょうか。

9の「悲観的」というと、かなり低い波動のように思えますが、感情のスケールでは予想以上に高い波動として分類されています。でも、願望が実現するのは難しいと思っています。あと少しです。

8の「退屈」というのは、不思議な感情かもしれません。
8の「退屈」でネガティブからポジティブに明示的に感情が変わります

にしきはこの「退屈」が大事だと思います。
「退屈」の感情は、「つまんないな」というより、「どうでもいいや」という感情に近いのではないでしょうか。

エネルギーはあるのに、何をすればいいかわからない状態が「退屈」です。

退屈のとき、願望の実現はどうでも良くなっている状態、こだわらない状態になっていますが、ネガティブに振れているは確か。それが「退屈」です。

つまり、8の「退屈」で願望の手放しが起こっているのです。
低い波動のときほどには、もう願望の実現にはこだわっていません。

エイブラハムは以上のような説明をしていないと思いますが、8の「退屈」で願望の手放しが起こっていると思うと、感情のスケールをすっきり理解できるのです。

願望超越期

7から1までがポジティブな感情です。

8の「退屈」で手放しが起こっていると書いたのですが、そうすると7に「満足」がくるのがよく理解できます。

7では、既に願望を手放しているので、現状に満足を持って受け入れることができるのです。

願望は現状への不満からやってきます。
しかし、不満な状態では、まだ願いの実現は先になります。

もっと上に波動を上らないといけないのです。

すると、6「希望」、5「楽観的」、4「肯定的期待/信念」と波動が上がって、心の奥底から「人生はうまくいっている」と信じることができるようになります。

願望を手放したといっても、4「肯定的期待/信念」までは、どこかに「願望が叶うぞ」という期待感があると思います。

ところが、3の「熱意/切望/幸福」からは、違ってきます
「願望が叶う」ということよりも、自分の心の底から勝手にエネルギーややりたいことが湧いてきて、それを願望だと認識する時間さえない状態になってきます。

これが「情熱」ですよね。

願望は実現までにかなりタイムラグがあるかんじですが、このステージからは勝手にやりたいことをやっちゃっているかんじです。

思ったことがすぐ実現するステージです。

そして、1の愛や感謝、悟り、自由といった波動に昇っていきます。
ここが、エイブラハムの分類では、人間の最高の到達点です。

ここを目指して、僕たちは魂の学びを幾世代をかけて行っています。

この22の感情のスケールに、人間の成長の縮図があるんじゃないでしょうか。

波動を上げるには感情を変える。そのためにはビリーフを変える

プレ願望期、願望期、願望超越期を経て、僕たちは波動を上げているわけですが、どうしたら、波動を上げられるかというと、感情を変えればいいのです。

エイブラハムの教え方だと、あなたが今持っている感情でいいので、その感情からリーチできる最善の思考を選びなさいということになります。

例えば、罪悪感(21)にさいなまれている人は、いきなり人生に満足(7)することはできないので、20の「嫉妬」や19の「敵意/激怒」、18の「復讐」、17の「怒り」の感情を持てばいいです。

例えば、

「過去、他人を傷つけた。申し訳ない。自分の人生はおしまいだ」(21「罪悪感」)

という罪悪感に悩んでいる人は、

「そうは言っても相手にも悪いところがある。なんだかムカツク」(15「非難」、17「怒り」)

と思えたら、波動は改善しています。こんなことでいいのです。

一般に、こういったネガティブな感情は「いけない感情」として否定されがちですが、罪悪感に比べれば波動的には改善されているので、それでいいのです。

このように、いきなり波動的なビッグジャンプをせずに、スモールステップで波動を改善していきます。

このやり方で、波動を徐々に高められる方は問題ありません。
続けてください。

しかし、多くの方が、そのときは思考を意識的に選んで波動を少し高められても、翌日にはまた元の罪悪感の波動に戻ってしまうと思います。

エイブラハムの感情のスケールでは触れられていませんが、実はそれぞれの感情には、特定の世界観や人生観が「ビリーフ」(信念、観念)によって結び付いているからです。

例えば罪悪感なら、「私はルールから外れてはいけない」というビリーフを持っていて、その人には、世界はルールによって縛られている窮屈な場所に見えています。

おまけに、周りの人はルールから外れると自分を責めてくる恐ろしい人に見えます。

これは、客観的にそうだというよりは、「私はルールから外れてはいけない」というビリーフを持ったために、そのような厳しい世界が見えてくるのです。

なので、本当の意味で波動を上げて、感情を変えるためには、ビリーフを変える必要がある、ということに行き着きます。

ビリーフを中心とした引き寄せ実践の考え方は、こちらをどうぞ。

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ちなみに、「感情に特定の人生観や世界観がリンクしている」という考え方をすると、いろいろなことがわかってきます

プレ願望期の方には、「世界は恐ろしい場所で、人は愛されず、周りにいる人はすべて敵。食うか食われるかの世界。人生は大変で、いいことはひとつもない」というように見えてきます。

ところが、願望超越期の方には、「世界は優しい場所で、人々は優しく協力的。周りにいる人は味方で、愛で交流している。世界は素晴らしい場所で、人生は楽しさを体験するところ」というふうに見えてきます。

ですから、プレ願望期にいる方には、願望超越期の方の世界観は理解不能になります。
夢物語に聞こえます。

なのに、願望超越期の方には優しい世界は十分リアルなのです。

スピリチュアルの言葉は、にしきのブログも含め、最初はよく理解できないことがあると思います。なのにしばらくしていると、同じ言葉がとてもリアルなこととして感じられることがあります。

それは、あなたのベースのビリーフや波動が変わったため、世界観が変わり、高い波動の世界に波動的に近づいたからだといえます。

さて、あなたはどんな感情を持っていますか?

どんなビリーフを持っていますか?

どんなふうに世界を眺めていますか?

こういったことに意識的になると、自分の波動的な成長がよくわかります。

海に漂うコルクのように感情のスケールを上に向かう

今、感情を変えて波動を上げるためには、ビリーフを変える必要があると言いました。

それを別の方向から言うと、「力を抜く」ことだ、といえます。

波動を上げるには、「よし、波動を上げるぞ」と頑張って力を入れて実践するのではなく、「なんとかなるさ」と力を抜くこと、手放すことが大事です。

なぜなら、あなたは元々愛の存在だからで、自然な状態は1の「喜び/知/エンパワーメント/自由/愛/感謝」だからです。

エイブラハムは波動の上げ方を、「海に漂うコルク」のたとえで説明しています。

海にコルクを放り投げたら、何もしなくて浮かびますよね。

手を使って力を入れて頑張れば、コルクを沈めることができます。

でも、手を放すと、ちゃんと海面にコルクは浮かびます。

波動もこれと同じで、普通にしていたら、波動は高いのです。

ですが、人はいろいろな制限をつけたり、自分を小さくしたりして、自分というコルクを沈めてしまっています。

でもそれは、頑張って力を入れているからこそ。

力を抜けば、波動は自然と上がるのです。

あなたは「自分には価値がない」とか「愛されないとか」「自分はいいところがない」などと自分を小さく見せたり、自分にダメ出しをしたり、誰かに嫉妬したりしています。

そういうことをやめれば、自然と波動は元の愛に戻ります。

そういった自己制限をやめたり、頑張るのをやめたりするための方法が手放しだったり、ビリーフの書き換えだったりするのです。

実際、やる気が内側から自然と湧き起こったり、物事がスイスイ運ぶときは、自分の力以上を出そうと自分のプレッシャーをかけて自分を否定するように頑張っているときではなく、心の状態が楽になって、プレッシャーを感じていないときです。

これが力を抜く感覚、ラクな感覚、ホッとする感覚、自分を肯定して前に進もうとする感覚です。

この感覚をぜひ体験しましょう。

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まとめ

エイブラハムの「感情のスケール」に隠されたシークレットに光を当て、波動を上げることの意味をあぶりだしてみました。

大事なことは

  • 感情を変える
  • そのためにはビリーフを変える
  • スモールステップで変える
  • 頑張らないで力を抜く感覚で
  • 波動を上げることが人生の学び

といったことです。

力を抜いて「これでいい」と思えるように、手放して、ビリーフを書き換えてください。

それが、幸せへの鍵です。

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