心が折れずに、引き寄せエネルギーを高める“レジリエンス”のカギは【ハート】にあった

 

「レジリエンス」という言葉をご存じですか。
2014年にNHKが「“折れない心”の育て方」という番組のなかでレジリエンスを
取り上げてから、一般にも知られるようになった心理学用語です。
日本語では「逆境力」というような訳語がつていて、「困難な状況でも
心が折れないしなやかさ」だと理解されています。

「逆境力」というと、逆境に打ち勝つような独特のニュアンスがつくので、
この記事では、そのまま「レジリエンス」という言葉で表記します。

レジリエンスが引き寄せにどう関係するか説明しましょう。

現代は予測不可能な出来事が世界規模で起こっています。
経済破綻、環境破壊、政治不安、テロ・・・外を見たらストレスが高まります。

しかし、このストレスの高まりのなかでも、心を落ち着かせて冷静に判断し、
ポジティブな感情を持ちながら、高いパフォーマンスを上げている方もいます。

一方、すぐに心が折れてしまって、やる気を失ったり、諦めたり、
自暴自棄になったりして、ネガティブな感情を持ち、成果を出せない方もいます。

その違いは何かというと、「レジリエンス」なのです

ここではハートマス研究所の定義に従って、レジリエンスを「ストレスに
直面する準備の度合い、回復力、適用力」としておきます。

ストレスがあってもそれをはねのけるような何かが自分のなかにあれば、
ポジティブな感情を維持できます。

この「何か」がレジリエンスなのです。

レジリエンスをエネルギーの観点から見てみると、それは「バッテリーの
充電状態」のようなものです。

ノートパソコンが完全に充電されていたら、どこでも仕事ができるし、
長時間利用できるので、たくさんの仕事をこなせます。
ネットサーフィンを長時間楽しめます。

ところが、充電が不十分だと、短い時間しかノートパソコンは使えないし、
低バッテリー状態になって「充電してください」という警告が現れ、
しまいには勝手にシャットダウンしてしまいます。

僕たちもこれと同じです。
僕たちは生きるためにエネルギーが必要ですが、そのエネルギーの
状態は人それぞれ。

ストレスへの耐性であるレジリエンスが高い人は、
前者のようにバッテリーを完全に充電した状態でいられます。

ところが、レジリエンスが低い人は、エネルギーが漏れてしまうため、
バッテリーの充電が不十分な状態で、すぐ動かなくなってしまいます。

僕たちは波動で何かを引き寄せていますが、
このような低エネルギー状態では、自分が望んだ出来事を創造することができず、
他人の望んだ出来事が自分の周りに押し寄せてきてしまいます

レジリエンスが高ければ、常に心身のバランスがとれ、エネルギーが高い状態なので、
何かを引き寄せるのに十分なエネルギーがあります

また、レジリエンスが高ければ、ポジティブな感情を持っているので、
「ポジティブな感情を持っているとき、望みを実現する」という
原則とも合致します。

そして、多くの方が、他人の心ない言葉やジャッジに傷ついたり、
周りの人に影響され、ネガティブな感情を持っています。

一方で、周りに影響されず、自分を保ち続けられる人もいます。

これもレジリエンスの違いとみることができるでしょう。

レジリエンスが引き寄せとも関係するのは、こんな意味です。

引き寄せを離れても、困難な時代に直面し、そのなかでも
ストレスに負けずに、常に穏やかな心で冷静に判断し、
高いパフォーマンスを発揮するために、レジリエンスは
とても重要です。

あなたのバッテリーマネジメントを設定する画期的方法

「レジリエンス? そんなの子どものころから弱かったよ。
何やってもうまくいかないし。変えられないんじゃないの」

と思っているなら、ちょっと待ってください。

バッテリーのたとえで言うなら、
あなたはパソコンのバッテリーマネジメントを設定していない状態なのです。

イマドキのパソコンは非常に短い時間間隔でCPUなどの電源状態を管理して、
長時間のバッテリーライフを実現しています。

それと同じように、あなたも省エネルギーを実現するバッテリーマネジメント
を自分に設定すればいいのです。

「もっと引き寄せパワーを! 創造力を増やすタテ・ヨコのエネルギー戦略」
のようなやり方も、バッテリーマネジメントに役立つでしょう。

最近の科学的研究で、レジリエンスを高めるための画期的な方法が見つかってきました。

それが【ハート】です。

文字どおり「心臓」。

心臓に関する科学的研究のおかげでいろいろなことがわかってきたのです。

以下は、心臓に関する興味深い研究を行っているハートマス研究所の
研究を簡単にまとめてみます。

大脳と心臓が協調し、コヒーレントであることが大事

生物で一番最初に出来上がる器官はなんだかわかりますか?

実は心臓なんです。

心臓がドクドク動いて、血液が流れ始めるから、
生物は成長できるのです。

そこで、問題があります。

「心臓の鼓動をスタートさせるのはなんだろうか」

という疑問です。

脳・・・じゃないですよね。脳はまだありませんから。
脳が心臓に「動け!」と指令を送るのではないのです。

科学界での長年の難問でしたが、1991年にアンドリュー・アルモア博士
(Dr.J.Andrew Armour)によって「ハート・ブレイン」の概念が提唱され
その謎が解けました。

それによると、心臓には4万個のニューロンが存在し、ホルモンや神経伝達物質、
脈拍や血圧をもモニターしていることが判明しました。
それは小さな脳と言えるもので、この小さな脳が心臓を動かし始めるのです。

さらにおもしろいことに、心臓の小さな脳は、神経系を通じて大脳とつながって
いて相互に情報のやり取りを行っていることがわかったのです。

しかもそれはどちらかの脳が片方の動きを支配するようなものではなく、
相互に自律して動いています。

心臓に脳があるというのも驚きですが、それが大脳とつながってやり取りしている
というのはさらに驚きです。

そして、心臓が伝達するメッセージによって、大脳の機能が大きく左右されることがわかってきました。
特に、感情の状態が心拍数に影響しますが、それが大脳へのメッセージとなるのです。

心拍数のリズムは、そのときの感情によって一定だったり、乱れたりします。
心拍数の波が規則正しく整っているとき「コヒーレント」とよび、
「コヒーレント」の状態のとき心が明晰で、意思決定が正確で、創造性が高まります
さらにポジティブな感情を感じる傾向があります。

「知性が感情か」という議論がありますが、大事なのは、大脳と心臓(ハート)が
協調して動くことであり、心拍数が規則正しいコヒーレントな状態であることです。

心拍数がコヒーレントな状態のとき、レジリエンスも高まるのです。

つまり、エネルギーの無駄遣いをなくして、必要なときに必要な出来事に
エネルギーを注ぐためには、コヒーレントである必要があるのです。

要は、心拍数のパターンを整えることが大事なのです。
そして、心臓からいいメッセージを送ると、大脳もそれに応えていい反応を起こします。

「感情がネガティブ」で悩んでいる方が多いのですが、
改善するためには頭で思考を変えようとしても、なかなかうまくいかないことがあります。

そういうときは、見方を変えて、心臓からアプローチすることもできるのです。

では、そのためのテクニックを紹介しましょう。

クイック・コヒーレンス・テクニック

1.心臓に意識を置いて、心臓から息が出入りするのをイメージしながら、
ゆっくりめに呼吸します。

2.誰かに対するケアの感情や感謝の感情を思い出します。
愛する人と一緒にいるときの感情や、雄大な風景を目の前にしたときに感じる
感情だと思えばいいでしょう。

これだけです。

このシンプルな2ステップで、コヒーレントな状態を作り、
大脳にいいメッセージを送ることができます。

心臓に意識を置くのがポイントですね。
心臓から愛とか感謝が大脳に向かって流れていくのを感じてください。
すっきりしてやる気が出ますよね。

そして、

ストレスが減る
ポジティブな感情を感じる、エネルギーが増大する
最高のパフォーマンスを発揮する
創造性や直観、高度な意思決定

といったメリットがあります。
ネガティブになっているときや、疲れたときなどにやってみてくださいね。

ワークショップ「ハート・ウィズダム」の参加者には、
さらに詳しくテクニックをお伝えする予定です。

難しい時代をハートのレジリエンスでポジティブに生きる

大脳と心臓はつながっている。
ハートを意識することで、アタマの働きを制御できる。
そして、それがレジリエンスにつながる。
これはおもしろい発見だと思います。

さらに研究が進み、心臓に存在するホルモンがわかってきました。
愛情ホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」は、大脳よりも心臓に多量に存在しています。
「愛情はどこにある?」と尋ねると、多くの人が心臓を指さすのは、このためだといわれています。

だから、ハートに意識を合わせると、愛を感じることができます
心臓の上に手を置いてください。
温かいでしょ?
そして安らぎますよね。
それが愛の感情です。

愛といったポジティブな感情を感じるとき、
大脳も効率的に動くし、あなたのエネルギーも拡大します。

もともと、大脳と心臓は協調的なのです。
ところが、人がハート(心臓)を無視して、アタマ(大脳)だけで考えると、自分だけを心配して「○○が欲しい」とエゴに傾いてしまいます。残念ながら、この状態は、コヒーレントではないので、モチベーションが維持できず、意思決定が難しく、成果も出にくくなります。

ところが、大脳と心臓の本来の協調的な結びつきを生かせば、ハートからコヒーレントな信号が大脳に伝達されます。
このとき大脳が考えるのは「私は何を与えられるだろうか」「私はどんな貢献ができるだろうか」ということです。そして、大脳の機能は最も効果的・効率的で、創造性に富み、結果を出すことができます。直観にアクセスできるのも、コヒーレントな状態のときです。

「欲しい」から「与える」への転換が難しいと感じる方は多いようですが、ハートに焦点を移すことで自然と「与える」マインドに転換することができるのです。

確かに今、世の中は激動しています。
いいことばかりが起こっているのではありません。
そんなときこそ、愛の感情が、予測できない世の中に対するレジリエンスになります。

「愛のなかにすべてがある」

それは本当です。

あなたも愛を感じて、レジリエンスを高めてくださいね。

作家のグレッグ・ブレイデンさん(『宇宙のマニュアル』)は最近のインタビュー
のなかで、ハートとレジリエンスの大切さを世界に伝えたいと言っていました。
この記事がその助けとなるよう祈っています。

↓ ハートを電気磁気的に見てみると驚くべきことがわかってきました。

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