宇宙に善悪はないのに、因果応報はあるの?

「やったことが返ってくる」は引き寄せの法則のこと

皆さん、こんにちは。「宇宙の法則」エバンジェリストのにしきです。

錦織 新『真実の引き寄せの法則 「ハートにしたがう」だけで、すべての願いは叶う』を読んだ読者の方から、ご質問をいただきました。

ご質問自体は本の内容とは離れますが、
その結論は、スピリチュアルを体験するうえで
とても大切なことだと思います。

また、多くの方が持っている誤解も解けると思うので、
ここでシェアしますね。

その質問とは、こんな内容です。

「よくスピリチュアルの先生は『宇宙に善悪はない』と言います。
それと同時に、本書にもあるように
『やったことは返ってくる』とも言います。
これが矛盾しているようで、わかりにくいのですが」

はい、お答えしましょう。

にしきからすると、逆になぜ矛盾に感じるのか、理解しにくいです。
この2つは関係のない事項だからです。

きっと質問してくださった方は、心のなかに「善悪」の基準が強くあって、
その基準から外れたら罰せられる、と思っているのではないでしょうか。

この方はわかりませんが、宗教のバックグラウンドがあると
こんなふうに恐れで受けとってしまうのかもしれません。

この方は、「やったことが返ってくる」を因果応報ととらえていて、
それは間違いではありませんが、普通の方が思う
因果応報が誤解されているので、矛盾に聞こえるのかもしれません。

「因果応報」は「罰せられる」という意味ではありません。
壁にボールが跳ね返った、というだけのことです。

にしき自身は因果応報という言葉は使っていません。

「やったことが返ってくる」というのは
行動レベルのことで、何かしたことはそれと同じことが返ってくる、
というものです。

これは、「出したものを受け取る」という
宇宙の法則と同じことです。

引き寄せの法則も正しく理解すれば、
「出したものを受けとる」
という法則です。

いい波動を出すから、いい出来事を経験する。
いい波動という「出したもの」を、いい出来事として「受け取る」わけです。

だから、「やったことが返ってくる」は引き寄せの法則のことなのです。

引き寄せの法則のことを、あなたは「因果応報」ととらえますか?

まずここに誤解があるように思います。

宇宙に善悪はない

ではまず「宇宙に善悪はない」から説明しましょう。

まずは、「宇宙に善悪はない」というのが腑に落ちないのだと思います。
実際には法律があるし、それによって悪いことをすると罰せられますよね。

しかし、法律は国によって違っています。
殺人は犯罪ですが、戦争では殺人者は英雄になります。

ですから、この地球上には絶対的な善悪の基準やルールは存在しないのです。

子どもはストーブに手を触れて「熱い!」
と思って「これには触らないほうがいい」と学ぶじゃないですか。

僕らもやっていることはそれと同じで、
殺人や悪事をやって「ああ、これではうまくいかないな」と
学ぶのです。

法律が絶対の基準だとするなら、学びは起こりません。
魂は停滞したままです。
ルールや法律を越えて、いいことも悪いこともたくさん体験して、
体験として学ぶのです。

すると、結局のところ、に行き着きます。

戦争では何事も解決できない。
パワハラやモラハラでも解決できない。
愛、相手を思いやることでしか、物事は解決できないと気づくのです。

でも悪事を犯すからといって僕らはジャッジはしません。
だってそれでしか学ぶことができないからです。

スピリチュアリストが「宇宙に善悪はない」というとき、
念頭にあるのは「人々の愛への進化」です。

エイブラハムが「バイクに乗るときヘルメットをかぶらないほうがいい」と言っていますが、法律や義務感でヘルメットをかぶるのを戒めているのです。

もし、「法律を犯すと罰せられるから」「事故に遭うと大変だから」
と思うと、事故を引き寄せるのはご理解いただけると思います。

そんなふうに思うなら、ヘルメットをかぶらないほうが安全、ということです。

ルールを越えるとき魂が成長する

「やったことは自分に返ってくる」は普通の意味の「罰せられる」とか
そういう意味ではありません。

「因果応報」をどう理解するかですが、
「悪いことをしちゃいけない」という意味ではありません

「やったことは自分に返ってくる」そして因果応報(カルマ)は
こんなふうにとらえるといいです。

壁に向かってテニスのボールを打つとします。
中ぐらいの力でいいコースに打てば、壁に跳ね返って
打ちやすいボールが返ってきますよね。

ところが、力を入れすぎて、難しいコースに
ボールを打つと、壁に跳ね返って
難しいボールが返ってきて、見事空振りをしてしまいます。

これは善悪とは関係ない運動の法則です。

「やったことは自分に返ってくる」とは
こういうニュートラルな運動の法則のようなことです。
善悪とは関係ない運動の法則です。

相手を助けてあげようと思って行動すると、
自分にも助けとなるような出来事が起こります。

しかし、相手の邪魔をしてやれなどと思って行動すると
自分の動きが止まるような出来事が起こります。

善悪を言っているわけじゃなくて、
ただ、原因・結果としてこういうことが起こりますよ、と言っているだけです。

そのどちらを選ぶかは
あなた次第。

どちらを選ぼうが、スピリチュアリストは
「宇宙に善悪はない」と思っているのですから
笑って見ています。ジャッジしたりしません。

本書でお伝えしていることは善悪でもルールでも
ありません。

この本で言っていることに背くと罰せられることもありません。

この本では罪や罰については書いてないと思いますが
宇宙には罪も罰も存在しません。

愛だけが実在します。

罪や罰、そして恐れは人の心のなかだけにあります。

こんなことに気づいてくださるといいと思います。

「因果応報」は日常語の意味と本当の意味が違うのを理解できるかどうかです。

「やったことは自分に返ってくる」は運動の法則として、善悪と無関係にニュートラルに理解できるかがポイントです。

いいボールを出せば、いいボールが返ってくる。
悪いボールを出せば、悪いボールが返ってくる。

ただそれだけ。いいとか悪いというと善悪に聞こえますが
打ちやすいかそうでないか、という意味です。

こういうことが理解することが
魂の成長です。

僕たち魂は、誰かが作った善悪やルールに縛られているわけではありません。

善悪やルールを越えて、自分のハートに従うことが
魂として成長するうえで大事です。

本書でも「ハートに従う」ことや
「損得勘定や恐れを越える」ことが書かれています。

善悪やルールではなく、自分のハートに従うのです。

これが、魂として成長するために必要な覚悟です。

自分のハートに従うのはときとして怖いもの。
でも、ハートに従うしかない

そう思うとき、これまでとまったく違う魂の地平が見えるでしょう。

参考になれば幸いです。

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