引き寄せブームが起こったのは、DVD『The Secret』によるところが大きいわけですが、DVD『The Secret』の中心にあるのが「エイブラハムの教え」です。
日本人の方もいろいろなやり方で引き寄せの法則をお伝えしたのですが、その根本には「エイブラハムの教え」があります。
この記事では、引き寄せの法則の源流であるエイブラハムの教えを、第一人者である筆者、「宇宙の法則」エバンジェリストにしき(錦織 新)がまとめてみます。
筆者は『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』をはじめ、多数のエイブラハム本を出版社でプロデュースして成功させ、同時に引き寄せの法則公式ブログを書いて、普及に努めた者です。
さらっとわかるけれど、ひと味違う内容になっていると思いますので、最後までお付き合いください。
では早速、行きましょう!
- 1 エイブラハムの教えのエイブラハムとは誰か
- 2 エイブラハムの教えまとめ1「いい気分」であることより大事なことはない
- 3 エイブラハムの教えまとめ2波動と引き寄せの法則
- 4 エイブラハムの教えまとめ3意図する
- 5 エイブラハムの教えまとめ4感情のナビゲーション
- 6 エイブラハムの教えまとめ5「ホッとする思考」を探す
- 7 エイブラハムの教えまとめ6感情のスケール
- 8 エイブラハムの教えまとめ7抵抗と許容可能 Resist & Allow
- 9 エイブラハムの教えまとめ8オールを手放す
- 10 エイブラハムの教えまとめ9「内なる存在」と同調する
- 11 エイブラハムの教えまとめ101%のエネルギーで行動すればいい
- 12 エイブラハムの教えまとめ11自己中心主義
- 13 エイブラハムの教えまとめ12注意を向けたものが実現する
- 14 エイブラハムの教えまとめ13コントラスト
- 15 エイブラハムの教えまとめ14ボルテックス、グリッド、袋のなかのビー玉
- 16 エイブラハムの教えを生かすには
- 17 エイブラハムの教えまとめの読者を無料エイブラハムセミナーにご招待
エイブラハムの教えのエイブラハムとは誰か
エイブラハムとは誰でしょうか?
エイブラハムは人ではありません。
エイブラハムは肉体を持たない高次元にいる霊的なティーチャーの集合体の名前です。
エイブラハムはエスター・ヒックスさんによってチャネリングされていて、エイブラハムの語る内容が、願望実現や健康、真理などにとても役立つため、アメリカをはじめ世界的に人気があります。
旦那様のジェリー・ヒックスさんがご存命のときは、ワークショップの内容をまとめた書籍が刊行され、日本語でも読むことができましたが、ジェリーさんの死後は書籍の刊行が途絶えたため、エイブラハムの最新情報はなかなか日本では聞くことが少なくなりました。
その後もエイブラハムの教えは進化していますが、その根本は1ミリとも変わることがありません。
このエイブラハムの教えまとめでは、そんなエイブラハムの教えの根本に触れてみましょう。
エイブラハムの教えは、高次元のティーチャーの集合体というぐらいですから、スピリチュアルなことに特徴があります。
初めての方にはスピリチュアルな内容がとっつきにくく感じられるようですので、なるべくスピリチュアルな言葉を使わずに、エイブラハムの教えのエッセンスをまとめてみましょう。
エイブラハムの教えまとめ1
「いい気分」であることより大事なことはない
エイブラハムの教えで一番大事なのは、
「いい気分」
ということです。これにつきます。
「いい気分」とは、ポジティブな感情のこと。
感情はネガティブな感情とポジティブな感情に二分されますが、感じたときに暗い感じがするのがネガティブな感情で、明るい感じがするのがポジティブな感情です。
ポジティブな感情をいつでも選択しましょう
というのがエイブラハムの教えをひと言で言い表しています。
実にシンプル。
感情は自分の内側で勝手に生まれてくるように思えますが、「思考を選ぶことで感情を選択できる」とエイブラハムは言っています。
いい気分になる思考を自分で能動的に選んでいくのです。
何をどう行動するかということよりも、どういう感情を持っているか、いい気分であるかどうかが大事だとエイブラハムは言います。
「いい気分」であることより大事なことはない
というのはそういう意味です。
誰かが成功したとか、財産家と結婚したといった話を聞くと、「どうやったの?」とその方法ややり方、行動について尋ねるでしょう。
しかしエイブラハムの教えでは違います。
【どう行動するかよりも、どんな感情で行動するかが物事の成否を決める】のです。
人生にマニュアルがあるとすれば、これが一番大事な内容ではないでしょうか。
だから、「いい気分」であることより大事なことはない。
これを腹に落とせたら、あなたはエイブラハムマスターです。
エイブラハムの教えまとめ2
波動と引き寄せの法則
「いい気分」であることより大事なことはない
というエイブラハムの根本の教えを聞いてどう思いますか?
「そのとおりだ」と思われる方もいるでしょうし、
「いや、どうやるかというノウハウもや努力も大事なのでは?」と思う方もいるでしょう。
それに対してエイブラハムは「波動の概念を知ろう」と言います。
波動とは、すべてに共通するエネルギーの性質で、単位時間に起こる振動の回数(周波数)のことです。
人や物体、出来事、色や音、思考にも固有の波動があります。
そして、波動は同じ周波数のものが寄り集まる性質があります。
「類は友を呼ぶ」といった言葉で表されることです。
これが引き寄せの法則です。
広い部屋に1000人ほどの人を集めてみると、あなたの周りに集まる人はあなたとだいたい同じような考え、同じような価値観、同じような住まい、同じような家族構成、同じような趣味を持っていたりすることがよくあります。
これは引き寄せの法則の結果です。
宇宙の法則第一法則が、引き寄せの法則です。
「あなたはあなたの波動に共鳴した出来事を経験する」とも表現します。
そして、引き寄せの法則は行動ではなくて、波動に作用します。
ですから、嫌な気分でやるとどんな素晴らしいノウハウでもうまくいかないことが多いし、ありふれた行動でもいい気分でやると素晴らしい結果を生んだりするのです。
いい気分というのは、自尊心、自己肯定感にも関係します。
「自分ってダメだな」「難しそうだな」「私にできるかな」と感じていたら、いい気分ではないですよね。
ですからこういった否定的な考えはやめて、肯定的楽天的な思考を選びます。
そして、あなたはいい気分を選択するのです。
エイブラハムの教えまとめ3
意図する
エイブラハムは言います。
「人生を創造するには、なんとなくの創造と意図的な創造がある」と。
宇宙の法則を知らないでいると、出来事は偶然に起こってくると思うでしょう。
そのため、そのときどきで思考してることも違うし、目標も違うでしょう。
ところが、「偶然」起こったと思える出来事には、波動が大きくからんでいます。
あなたには固有の波動があり、その波動にマッチした出来事が起こってきているのです。
つまり人生を望む方向に向けるには、なんとなくではなく、「こうするんだ」といった意図を持って人生を生きる必要があります。
このとき大事なのは、いい気分でいるということ。
いつもいい気分でいるという意図を持って思考を選択するよう、毎日を生きるのです。
これが意図的な創造の方法論です。宇宙の法則第二法則です。
エイブラハムの特徴は「こうするんだ」と意図的、意識的に人生とかかわっていこうとします。
ですが、人は忙しさに流されてなんのために生きているか忘れてしまいがち。
そのためエイブラハムがオススメするのは、「短時間の意図チェック」(節目ごとの意図確認)です。
「今何をしているんだっけ?」と、今の自分の意図を確認するのが「短時間の意図チェック」です。
だらだらネットで調べ物をしていたら、リンクをどんどんたどってしまい、「あれ? 何をやっているんだっけ?」と思うことがありますよね。
それと同様に、「今何をしているんだっけ?」っと、節目節目に自分の意図をチェックして、再び意図的になってください。
「何のために今行動しているんだっけ?」
「いい気分になる思考を選んでいるかな?」
こんなチェックをするといいですよね。
意図を持って人生に向かうと意図のパワーが出てきます。なんとなく生きるのとは結果が全然違ってきます。
意図的、意識的になるのが、エイブラハムの教えでは大事です。
エイブラハムの教えまとめ4
感情のナビゲーション
クルマで旅行するとき、目的地に向かうためにGPSのナビゲーションシステムを使いますよね。そうすると、間違えることなく短時間で目的地に到着することができます。
それと同じように、私たちのなかにも高性能のナビゲーションシステムが備わっていると、エイブラハムは言います。
それが「感情のナビゲーション」です。
私たちが、目的地(目標)に正しく向かっているときは、感情はポジティブになります。
私たちが、目的地(目標)から遠ざかっているとき、感情はネガティブになります。
「願望を実現したい」と思うとき、感情がポジティブなら願望が実現する方向にあなたは向かっています。
しかし、感情がネガティブのときは、願望が実現しない方向にあなたは向かっています。
人生に問題があるとき、誰かに相談したくなりますよね。
しかし、占い師、友達、親、兄弟、それぞれの意見は一致しません。
基本的に他人の意見は信頼できません。
そこでエイブラハムが言うのは、感情のナビゲーションで自分が向かっている方向を自分で判断するというやり方です。
感情がポジティブなら正しい方向、
感情がネガティブなら違う方向に向かっています。
感情がいつもネガティブ、という人は、あなたが望む方向へは向かっていない、遠ざかっている、ということになります。
エイブラハムの教えまとめ5
「ホッとする思考」を探す
エイブラハムの教えの最も大事な実践は、思考のシフト、「ホッとする思考を探す」というものです。
エイブラハムの教えでは、イメージング、ビジュアライズ、ノートに書くといった日本人にはなじみがある実践で願望を実現するのではなく、思考を変えることで、波動を高めていこうとします。
ここは通常の引き寄せや願望実現法とはまったく違うところです。
さて、あなたが経験する現状は、良かれ悪しかれ、あなたの波動にマッチしたものです。
その現状より、さらにいい現実を経験したいのなら、その望む現実の波動は、あなたの現在の波動より高いはずです。
このとき、あなたの現状と、あなたが望む現実には波動のギャップがあります。
しかし、波動のギャップがある状態では、あなたは望む現実を経験できません。
そのため、波動のギャップを埋めるために、思考を変えていきます。
思考を変えるときのポイントは、可能な限りでいいので、あなたがホッとするような
思考を探すことです。
ホッとする、ラクになる、リラックスする、簡単だと思える、そんな思考を探して選ぶのです。
例えば、「上司は私だけに難題を押しつける」と思ってネガティブな感情を持ったとしましょう。
このとき、可能な限りホッとする思考を探してみましょう。
すると、「難題を押しつけられるのは私だけじゃない。ほかの同僚もそうだ」という思考が浮かんだとしましょう。
最初自分のことだけが気になったのですが、よくよく考えてみると、部課の全員が大変だと気づきました。
「難題を押しつけられるのは私だけじゃない。ほかの同僚もそうだ」という思考を持てたら、今度はもう少しホッとする思考を別の視点で探してみます。
「どうせ上司なんてみんな横暴だ」という思考が浮かんだとします。
「いや待てよ、上司もそこそこ仕事ができる人のはずだ」
↓
「上司も会社を思ってのことだ」
↓
「上司だって、上層部からプレッシャーがあるのかもしれない」
↓
「上層部だって個人的に悪い人じゃないかもしれない」
↓
「みんな大変なのかも」
・
・
・
このように、どんどん思考を変えて、あなたの波動を高めて、波動のギャップを埋めていきます。
これが思考のシフトのやり方です。
エイブラハムが大規模なワークショップ会場で行うのは、このような思考のシフトを促すことです。
あなたは今、願望に関してどんなことを思っていますか?
あなたも思考をシフトしてみてください。
エイブラハムの教えまとめ6
感情のスケール
今の思考のシフトの例では、最初、「上司は私だけに難題を押しつける」という思考に対応して「怒り」の感情がありました。
ところが、思考を変えることで、だんだん怒りが和らぎ、「不満」「評価」といった感情が起こり、上司を違う視点から見ることができるようになったと思います。
エイブラハムは感情を22のステージに分類し、低い波動から高い波動へ向かって伸びている「感情のスケール」(感情の22段階)で波動を説明します。
絵で示すとこんなのが感情のスケールです。
あなたの波動も今、感情のスケールのどこかにあります。
そのとき、ホッとする思考を探すことで、あなたは階段を上がるように、一つ一つ波動を上げることができます。
波動を上げると、緊張感やストレスが薄れ、ホッとしたり、ラクになったり、リラックスしたりと心の状態が改善するのが特徴です。
この「ホッとする」思考を選ぶというのも、エイブラハムの特徴です。
多くの方は、目標を達成するには努力や頑張りが必要だと思っていますが、エイブラハムによると、それは行動のことで、重要ではないと言います。
それよりもすべては波動ですから、波動を上げて、望む現実の波動にあなたの波動が一致することが、願望が実現する道だとエイブラハムは言います。
ホッとしたり、ラクになったりするとき、人は心に余裕ができます。
心に余裕ができると、エネルギーが増えて、「これをやってみよう、あれにチャレンジしてみよう」と、自ずからモチベーションが湧いてきます。そして目標を達成するのです。
しかし、日本は努力や頑張り、緊張感やプレッシャーを重視する文化のため、「ホッとするときうまくいく」という考えになじみにくいところがあります。
ぜひこの「ホッとするとうまくいく」という考えを習得すべきです。
さらに詳しくは⇒願いを叶えるだけじゃない!エイブラハムの「感情のスケール」に隠れたシークレット
皆さん、こんにちは。「宇宙の法則」エバンジェリストのにしきです。エイブラハムの「感情のスケール」はご存じでしょうか?22の感情の段階があるというヤツです。22に分けてくれるのはありがたいけれど、ピンとこないところが[…]
エイブラハムの教えまとめ7
抵抗と許容可能 Resist & Allow
エイブラハムの教えでは、お金がたくさんあって、健康で、愛に恵まれているのは自然な状態です。それらは頑張って獲得するものではなく、普通にしていたらそうなるのです。なぜなら、私たちが宇宙の一部であり、同時に宇宙そのものだからです。
「宇宙のエネルギーを私たちに通してあげさえすえば、頑張らなくてもうまくいくのが当たり前、自然」
というのが宇宙の法則です。
これが「許容可能」(Allow)という考え方です。宇宙の法則第三法則がこれです。
「受け入れる」という訳語もあるようですが、その訳語を使うときは、「宇宙エネルギーを自然に流すだけで願いは実現する」といった意味でお使いください。
「許容可能」の考え方は、頑張るんじゃなくて、ラクな心の状態だったらうまくいく、願いが叶う、といったエイブラハムの基本線に沿っています。
ところが、私たちは生まれ育つ間にさまざまな「抵抗」を学んでしまいました。「頑張らないと成功できない」とか、「いいことをしないと愛されない」などと、自然状態から離れるものが抵抗です。
この抵抗のせいで、願望が実現しないのです。
つまり、人は「抵抗」するか、「許容可能」にするか、どちらかなのです。
抵抗するとき、願いとあなたとは波動のギャップがあります。この波動のギャップを埋めなくてはなりません。
抵抗をやめて宇宙のエネルギーをそのまま流せば、許容可能な状態なので、波動のギャップは減り、願いは実現へと向かいます。
簡単に言えば、私たちが願いの実現に抵抗するのをやめれば、一瞬で願いが実現してもおかしくないのです。
先ほどの思考のシフトは、抵抗を減らす実践だといえるのです。
エイブラハムの教えまとめ8
オールを手放す
この考え方を別の表現では、「オールを手放す」といいます。
上流から下流へ宇宙のエネルギーの川が激しく流れていると思ってください。
あなたは中流で、川の流れに入っています。
それどころか、ボートに乗って川の流れに逆らって上流へ漕ぎ始めました。
一生懸命漕ぐという頑張ることや努力に価値があるからと言って。
しかし、願いが叶う場所は、川の下流にあるのです。
だから、あなたがいくら頑張って上流に向かっても、川の上流は願いが叶う場所ではないのです。ただ辛いだけです。
そうすると、激しい流れに逆らっていたあなたも疲れて、オールを漕ぐ手が止まってきます。
ついには体力が尽きて、オールから手が離れます。
あなたはもうボートに身を任せるしかありません。
すると、ものすごい速さでボートは川下へ向かっていき、ついには穏やかな海に到着します。
頑張るのをやめて、心の状態をラクにしたとき、ボートは川を下って、願いが叶う大海原に到着します。
しかも最速で。
上流に向かおうとするのがResist(抵抗)、下流に流されるのがAllow(許容可能)です。
自分にプレッシャーを与えたり、難しく考えすぎたり、「できない」などと思わずに、心の状態を少しラクにしてください。
すると、行動できるようになったり、いいアイデアが湧いたりします。
そして願いを実現するようになる。
コーチングや心理学などとも同じ考え方です。
エイブラハムの教えまとめ9
「内なる存在」と同調する
少しだけスピリチュアルな話も入れてみましょう。エイブラハムの教えは願望実現にとどまらず、宇宙の仕組みといった壮大なものまで含んでいるからです。
さて、私たちは地球にやってくる前はソースという根源的なエネルギーの一部であり、今でもそうです。
私たちがこの肉体として生きているのは、ソースという根源的なエネルギーが、この肉体に流れ込んでいるからです。
私たちにソースから流れ込んで、私たちを生かしているエネルギーのことを、エイブラハムは「内なる存在」と呼びます。
普通の言葉では「魂」とか「霊魂」などと呼ばれるものです。
「内なる存在」は、「本当の自分」のことであり、生まれることも死ぬこともなく、過去生や未来生の記憶をすべて持っている、古くて賢明な存在のことです。
潜在意識の定義を「魂」とする以外、潜在意識と言う場合は、意識のうちの不可知の部分というだけですから、「内なる存在」は潜在意識とイコールだとは言えないでしょう。
簡単に言うと、今私たちが「自分」だと思っているものは、自分のごく一部で、本当の自分はもっと大きくて賢いのです。
こんな「内なる存在」(魂)に気づいている方もおいででしょう。
大事なことは、私たちが「内なる存在」の波動に同調する(揃える)ことです。
「内なる存在」の波動は、感情のスケールの一番上、愛、感謝、悟り…などですので、私たちもそこを目指して波動を同調させていきます。
「内なる存在」と波動が同調するとき、「内なる存在」から無限の力と叡智、愛が肉体に流れ込んできます。
このとき、願いが叶うのは当たり前。
それを超えて、無限の叡智やパワーもあなたは手に入れられるのです。
このため、魂とつながるようなスピリチュアルな実践(瞑想)も、願いの実現にはとても効果があります。
エイブラハムの教えまとめ10
1%のエネルギーで行動すればいい
エイブラハムの教えでは、何より大事なことは心の状態で、「いい気分」を選択するのでした。
いい気分のとき、あなたは願望の実現に向かって正しく動いていますし、感情のスケールを上りつつありますし、「内なる存在」ともつながっています。
こんな心の状態を作るのが、願望実現にさいして真っ先にやるべきことです。
すると、エネルギーで道が作られているようになり、最後にラクラクとその道を通って、喜びながら行動し、願いを創造すればいいのです。
そのため、いったんいい気分の状態を作れたら、行動は1%のエネルギーでラクにやればいいとエイブラハムは言います。
「内なる存在」とつながり波動を上げることで、創造の仕事はほとんど終わっているので、あとは少しのエネルギーで宇宙に導かれるように行動すればいい、ということです。
こんなとき、宇宙から助けが来たり、インスピレーションが降りてきたり、ガイダンスに導かれたり、助っ人が現れたりします。
ところが、こうした内的なプロセスを行わずに、ただ行動だけで物事をなそうとすると、失敗がつきものですし、膨大なエネルギーが必要になります。
そのため、「努力が必要」「成功するのは大変」などと人は思い込んでしまいます。
行動ではなく波動、あなたがどんな感情を持っているかが大事なのです。
あなたもエイブラハムの教えのように、「本当の自分」とつながって波動を上げて、1%のエネルギーで導かれるように行動する楽しさを味わってください。
エイブラハムの教えまとめ11
自己中心主義
エイブラハムの教えは、自己中心主義です。
それは「勝手気まま」やジコチューという意味ではなく、創造の原則にかかわることです。
自分ができることは自分の思考や感情をコントロールして、いい気分でいること。
しかし、他人のことには何もできません。
他人の頭に入って、思考したり、感情を変えたりはできないからです。
そのため、「私は私、あなたはあなた」といった基準が生まれてきます。
私は私の思考と感情を面倒見るから、あなたはあなたの思考と感情を面倒見てね、ということです。
そうすると、自分が面倒を見るものが大幅に減ってきます。
自分の思考と感情、エネルギー、波動など、自分に関するものだけ気をつければいいのです。
他の人が何を考え、どう感じているかは、関係ないし、管理できません。
このため、
「他人はあなたに影響を与えないし、あなたは思考を選ぶことができる。
ここに人間の自由の源泉がある」
と、エイブラハムは言っています。
エイブラハムの教えまとめ12
注意を向けたものが実現する
エイブラハムは願望を実現しようとするとき、どこに注意を向けているか気をつけるように言っています。
私たちは、願望を実現したいと言いながら、実際は願望ではないものに注意を向けていることがとても多いからです。
例えば、「結婚したい」という方がいるとしましょう。
そこで、「なぜ結婚したいの?」と尋ねると、
「一人だと寂しいから」
「何かあったときに困るから」
「親のプレッシャーがうざいから」
といった返答があったとします。
このとき注意を向けているのは、「結婚」ではなくて
「寂しい」
「困る」
「うざい」
ということです。
引き寄せの法則が作用するのは感情といっていいので
実際に引き寄せるのはこの例では
「寂しい現実」
「困った現実」
「うざい現実」
になります。
望まない現実に注意が向いているので、結婚は実現しにくいです。
もし結婚に注意を向けるなら、
「結婚がどんなに素晴らしいか」
「二人の生活がどんなに楽しいか」
「二人でいることがどんなに心強いか」
といった結婚した状態に関連する感情を味わうようにすると、本当の意味で結婚に注意が向くようになります。
願望の性質にもよるのですが、こういった注意の向け方の誤りは非常に多いです。
あなたはしっかり願望そのものに注意を向けているかチェックしてください。
エイブラハムの教えまとめ13
コントラスト
エイブラハムは地球の特徴をひと言で「コントラスト」と呼んでいます。
地球では、昼/夜、善/悪、美/醜といった二分法がはっきりしていて、さまざまな人種があり、さまざまな思考や行動があります。
明暗が際立っているのが地球の特徴のため、コントラストとエイブラハムは言っています。
そしてこのコントラストこそが、願望実現にとって大事だとエイブラハムは言います。
なぜなら、さまざまなコントラストによって望まないことを経験することで、自分が本当は何が望みなのかを知り、意識的に願望実現に向かうことができるからです。
そのため「私は私、あなたはあなた」であることをエイブラハムは尊重するよう言います。
そしてこのコントラストから願望が生まれ、あなたは成長を続ける。
あなたは永遠に未完成で終わるところがないのです。
コントラストの考えからすると、他人がどう思考し行動するかは、あなたにはまったく関係ないので、他人を変えようとしたり、他人に影響される必要はない。
それよりは、自分が何を望むかに集中する。
他人の目を気にする人は、それをやめる。
自分に集中。
それぐらいの自己中心主義でいいのです。
エイブラハムの教えまとめ14
ボルテックス、グリッド、袋のなかのビー玉
エイブラハムの教えの基本線は以上ですが、エイブラハムは手を替え品を替え、私たちにエイブラハムの教えを伝えようとします。
「ボルテックス」とは、願いが叶うときのエネルギー渦のことを言います。
情熱、ワクワク、簡単といったポジティブな感情を感じることで、ボルテックスにあなたが入ることができ、願望が実現します。
詳しくは⇒ヴォルテックスの意味は〝願望が叶うエネルギーの渦〟
皆さん、こんにちは。「宇宙の法則」エバンジェリストのにしきです。実は僕がエイブラハムの本のほとんどを作っています。僕が日本にエイブラハムの教えの神髄を伝えたんですよ。おかげで、今ではスピリチュアルティーチャーです。さ[…]
また、エイブラハム本にはありませんが、「グリッド」という比喩もあります。
グリッドはいわば、家の骨組み、柱のようなもので、願いを叶えようとするとき、決められるのはこのグリッドだけで、実際どんな壁の色になるか、どんな家具が入るかは決められない、と言っています。「これでなきゃ」といった執着への戒めになっています。
日本に紹介されていないエイブラハムの「グリッド」
皆さん、こんにちは。「宇宙の法則」エバンジェリストのにしきです。僕が日本に紹介した、引き寄せの法則の原典である「エイブラハムの教え」は、その伝え方がどんどん進化しています。「波動の現実」「波動の預託口座」「ヴォルテックス」な[…]
つい最近登場した言葉に「袋のなかのビー玉」というのがあります。
袋の中に色とりどりのビー玉が入っているのを想像してください。
ビー玉は思考を示しています。過去行った思考の波動は消えずに残っていますが、昔の思考もなにかのきっかけで活性化することがあるとエイブラハムは言っています。
思考の波動の洗練された説明になっていそうです。
エイブラハムの教えを生かすには
このようにエイブラハムの教えは非常に明確で論理的で、首尾一貫しています。
エイブラハムの教えは原則としては正しいです。
エイブラハムの教えのとおり実践して、願いを叶えられるならなんの問題もありませんが、他人の目を気にする方は、それをやめる必要があるし、そもそも願望を持てない方もいるでしょう。
思考をどんどん変えていく「思考のシフト」は、慣れないとやりにくいものかもしれません。
また、潜在意識にあるビリーフ(信念、観念)が考慮されていないので、ネガティブ思考が変わらない、という方もいるでしょう。
ですので、エイブラハムの教えの状態になるために、さまざまな練習や訓練、ワークを行って、自分をエイブラハムの言うような状態にする必要があります。
いずれにせよ、願望を実現するには努力や頑張りが必要だと思う人にとっては、エイブラハムの教えはものすごいインパクトがあります。
エイブラハムの教えまとめの読者を無料エイブラハムセミナーにご招待
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
お付き合いくださった感謝の気持ちとして、
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