ビリーフとは? ビリーフが人生を決めてしまうすさまじい力を解説

「ビリーフ」(belief)という言葉を聞いたことがありますか?

心理学やコーチング、NLPを学んだことがある方は聞いたことがあるかと思います。

ビリーフとは、「自分が心の底で真実だと信じていること」です。

ほかの言葉では、「信念」「思い込み」という言葉で言い表されることもあります。

私の知る限り、人生で起こる出来事は「ビリーフ」によって決まっていると言っても過言ではないのです。

この記事では、人生を決めてしまうビリーフについて

・ビリーフとは
・ビリーフが人生を決めてしなう理由
・努力してもうまくいかないのはビリーフのせい
・ビリーフの生まれ方
・ビリーフの変え方

について解説していきます。

■ビリーフとは

ビリーフとは「自分が心の底で真実だと信じていること」です。

「真実だと信じていること」というのがポイントで、それが本当に真実かどうかは関係ありません。

自分が真実だと信じていれば、それがビリーフとなります。

例を挙げましょう。

「私はモテる」
「私はすごい」
「私は天才だ」
「私は仕事ができる」
「私は優しい」

といったポジティブなビリーフもありますが、

「私はすぐ道を間違える」
「私は忘れ物が多い」
「私は一番にはなれない」
「私はミスをよくする」
「私はお金に縁がない」

といったネガティブでなビリーフもあります。

ポジティブなビリーフは人生をいい方向へ向けますが、ネガティブなビリーフは人生を悪い方向へ向けてしまいます。

■ビリーフが人生を決めてしまう理由

ビリーフは、実際にそれが真実かどうかとは関係ありません。

【その人が真実だと信じている】と、それはビリーフになります。

例えば、客観的に見たら顔立ちが整っているとしても、本人が

「私は外見が悪い」
「私はモテない」

と信じてしまうと、それはビリーフとなり、その人に力を振るいます。

「私は外見が悪い」
「私はモテない」

というビリーフを持ってしまうと、

「私は外見が悪いから、モテるはずがない」

と思い込んでしまい、異性に対して消極的になってしまいます。

そのため「モテない」経験をするのです。

結果として

「ああ、やはり自分はモテないんだ」

とビリーフを強化してしまうのです。

仮に、良縁に恵まれたとしても、

「私は外見が悪いから、モテるはずがない」

と思い込んで、相手の気持ちに気づかないフリをしたり、果てには関係を自ら壊してしまったりもします

真実かどうかにかかわらず、思い込んだり、信じ込んだりしてしまうと、ビリーフの内容が人生に起こってしまうのです。

お金や成功も同じで、

「私はお金に縁がない」

と思っていたら、実際にお金と距離を置いた人生を選ぶでしょう。

そのため、その人の能力とは関係なく、実際にお金に恵まれない人生を送ることになります。

「ビリーフが人生で起こる出来事を決めている」というのはこういった意味です。

■努力してもうまくいかないのはビリーフのせい

ビリーフは思考の一種ですが、何度も考えたため、潜在意識にあります。

私たちは一日に6万件もの思考を持つと言いますが、思考は一つ一つオリジナルに考えた、というよりも、潜在意識にあるビリーフからあぶくがあがるように、ほぼ自動的に反応しているだけのものです。

逆に言うと、ビリーフに反する思考は浮かびにくいし、ビリーフに反する思考には感情的な拒否反応が起こります。

例えば、

「子どもは公共交通機関のなかでは静かにすべき」

というビリーフを持つ人は、子どもが公共交通機関のなかで騒いでいると、「子どもには優しくありたい」と思っていても、自動的に舌打ちしたり、「親の顔が見たい」などと自動的に思ってしまうのです。

「子どもには優しくありたい」という思考がビリーフに反するので、それを保持することができないのです。

自己啓発を学んで、成功法則を学んでも、なかなかうまくいかない、継続できないという方がいますが、

それは、

「私は努力してもうまくいかない」

というビリーフがあると、「うまくいっている自分」「成功している自分」の思考やイメージがビリーフと一致しないため、成功する思考や成功したイメージが排除されるからです。

あなたがどんなビリーフを持っているか確かめないと、努力や意志の力だけではどうにもならないのです。

■ビリーフの生まれ方

こんな大事なビリーフですが、どのように生まれるのでしょうか?

ビリーフには主に二つの生まれ方があります。

一つには、幼少期

6歳ぐらまでの子ども時代は、心はスポンジのようなものであり、真実かそうでないかにかかわらず、どんどん吸収してしまいます。

親が悪気なしに

「オマエは○○だね」

と言った言葉を

「そうなんだ~、○○なんだ」

と感情とともに信じ込むこともあります。

幼少期にメディアで流れていた否定的な情報を信じ込むこともあります。

もう一つには、幼少期を過ぎた成長期や大人でも起こるりやり方です。

否定的な経験を繰り返して、強い感情を体験し、「もうこんなことを経験しないぞ」と心に決めるとき、ビリーフが生まれることもあります。

例えば、仕事でミスを繰り返して叱責され、「もうこんな悲しい体験はしない」と心に決めて、「私は仕事ができない」というビリーフを持つこともあります。本当は仕事がそこそこできるはずなのに、このビリーフを持つと、わざわざ仕事でミスしたり、自分にストップがかかったりします。

お金、仕事、恋愛、結婚、健康、病気…こういったすべてにビリーフは関係しているのです。

■ビリーフの変え方

「思考は現実化する」といいますが、その思考はビリーフから生まれますので、「ビリーフが現実化する」というのが本当のところではないでしょうか。

ビリーフに取り組まずに、成功法則や引き寄せの法則などをやってみても、結果が出にくいのは、ビリーフの性質のためです。

幸いなことに、潜在意識にあるビリーフといえども、変えることができます

またその方法も確立しています。

筆者は、感情を丁寧に解きほぐすことで、ビリーフを書き換える独自のメソッドを開発しています。

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