「諦める」のではなく、願望を持たない状態に移行するには?【初心者記事2】

皆さん、こんにちは。「宇宙の法則」エバンジェリストのにしきです。

引き寄せ初心者の方に向けて、わかりやすい記事を書いています。
ただし、これが引き寄せのすべてだとは思わないでくださいね。
いきなりすべてを書くと、非常に難解になって理解不能になるので、
ここでは単純化して、問題点を明確にしています。

さて、前回の記事では

「あなたが願望を実現するのであれば、願望を持っていてはいけない」

【願望を持っている状態から
願望を持っていない状態へ
波動的に移行すること】が大事だ

と言いました。

これ、よろしいでしょうか?
わからない方は前回の記事に戻ってくださいね。

これを理解すると、次の問題は

どうやって、願望を持っている状態から
願望を持っていない状態に波動的に移行するか

となりますよね。

この波動的な移行を多くの実践者がマスターできていないのが実情ではないでしょうか。

確かに、この実践フェイズは、非常に大きな転換点となります。
それだけ大事な実践の局面になりますよ。

願望を実現したくてしたくてしょうがない方は、
以上のような話を聞いて、「それって諦めること?」
と思ったりします。

しかし、この波動的な移行は、通常使われる意味での「諦めること」ではありません
「諦める」という言葉で意味するのは、願望を実現したいのにそれができない、「悲しみ」や「グチ」、「悔い」などのネガティブな波動が残るものです。

ここで言っている波動的な移行は「諦め」ではありません。

それは「手放し」というのが最も適切な言葉です。
日常語では「手放し」という言葉はあまり使わないかもしれませんが、
スピリチュアリティの文脈では多出する言葉です。

「手放し」(Letting Go、Release)は、不要なものを自分の内側から意図的に消去することを言います。

例えば、あなたがセールスパーソンで、高額な自社商品を販売するとしましょう。
あなたは顧客に商品を説明して購入してもらいたいわけですが、
「うまく説明して商品を買ってもらえる」という思いと同時に「買ってもらえなかったらどうしよう」という思いもあなたは持つとします。
このとき、「買ってもらえなかったらどうしよう」という「恐れの感情」を自分の心のなかからあなたが取り去ることが「手放し」です。

あなたの辞書のなかに「手放し」という言葉を書き込んでくださいね。

また今、さらっと書いたのですが、
実際に手放しの対象となるのはあなたの「感情」です。

感情を手放していきます。

願望の場合は、願望にまつわる感情を手放します。

願望を持っているときは、
願望にはさまざまな感情が取り巻いています。

例えば、「願望を実現したら、楽になれる。早く安心したい」といった「焦燥感」や「焦り」
「願望を叶えられないと大変なことになる」「私は愛されないかもしれない」といった「恐怖」
「私は望んだようには生きられない」といった「無力感」
「この方法を知ったら、願望を実現できるしめしめ」といった「高揚感」「ワクワク感」

などさまざまな感情があります。

こういった願望にまつわる感情を手放していきます

なぜこういった感情を手放すのでしょうか?

それは、願望を実現しているとしたら、こういう感情は持っていないはずだからです。
ですよね?

こういう感情を持つのは、願望がまだ実現していないからです。
願望を実現したら、そこにある感情は「満足感」や「安心感」「心の平和」などです。

なので、こういった願望にまつわる感情を手放すことで、
この記事のテーマである

願望を持っている状態から
願望を持っていない状態

に移行することができます。

「願望を手放す」というのは、実はこういう【願望にまつわる感情を手放すこと】なのです。

これが、いわば「マイナスする実践」です。
引き算です。

一方、「引き寄せの法則」実践では、教科書的には「プラスする実践」が行われてきました。
ネガティブな感情から徐々にポジティブな感情に移行しようとする
「波動を上げる」というのが、「プラスする実践」です。

YouTubeにある動画引き寄せの法則で教えているのはこの「プラスする実践」です。

この実践は「思考を選択する」といういい面もありますが、
願望実現が先に立ってしまうので、
「ムリヤリポジティブになろうとする」「願望を手放さず執着してしまう」
「恐れや無力感を持ったまま波動を高めようとする」
といった実践面の問題が出てしまいがちです。

あなたが波動をなかなか変えられないのは、プラスにばかり目が行っていて、
大事な手放しをおろそかにしているためといっていいでしょう。

初心者の方には「手放す」ということが理解しにくいので、
波動を上げる実践もいいのですが、
ある程度実践になれてきたら、手放しはぜひ理解して、実践していただきたいと思います。

実際、にしきがアドバイスするのはほとんどのケースが「手放し」なのです。

経験上も、人が劇的に波動を変えるのは、気づきがあって手放しを行うときです。
手放しを行えば、風船が空に舞い上がるように、自然と波動が上がるのです。

ですから、あたなたがやるべきは
手放しの実践です。

諦めるのではなくて、「手放し」というポジティブで意識的な実践が
あなたには必要です。

次回は、実際にどうやって手放すかという実践論をお伝えして
初心者記事を終わることにしましょう。

では次回をお楽しみに。

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