「自分に自信があるか?」と尋ねれば、ほとんどの人が「自分に自信がない」と答えます。
自信がないのはあなただけではなく、日本人全体がそうだと言えます。
自信たっぷりに見える人も、SNSで見る姿はともかく、内面ではあなたと同じように自分に自信がなかったりします。
「こんな有名人が自信がないの?」と知ると、あなたは驚くでしょう。
また、これまで自信を持って生きていたのに、世界の大きな変化のなかで自信を失ってしまうこともあるでしょう。
安心してください。
自分に自信がないのはあなただけでありません。
そして、たとえ今、自分に自信がなくても、自信は創り上げることができるのです。
「家庭環境が○○だったから」
「能力が××だから」
それも関係ありません。
自信は創り上げるもの。
誰でも自信を持つことができるのです。
この記事では、自分に自信を持てない理由や、自信の作り方を解説していきます。
■自分に自信がある人と自信がない人の違い
自分に自信がある人とはどんな人でしょうか。
まずは自分を肯定している人ではないでしょうか。
「自分がやることはうまくいく」
「私は私でいい」
そんなふうに思っています。
背筋がしゃんと伸びて、しっかり前を向き、笑顔で歩いているようなイメージです。
一方、自分に自信がない人は、自分を否定している人です。
「自分がやることはうまくいかない」
「私なんて価値がない」
そんなふうに思っています。
背筋もやや曲がり、自信なさげにとぼとび歩いているイメージです。
どちらが人生がうまくいくかはわかりますね。
自分に自信を持っている人は、人生がうまくいきますが、
自分に自信を持てない人は、人生がなかなかうまくいかず、トラブルや望まないことを経験しがちです。
あまり感じたくないネガティブな感情を持つことが多いでしょう。
自分に自信を持てない状態では、人生に幻滅してしまいがちです。
しかし、待ってください。
いつでも、自分に自信を持って、人生をいい方向に向けるのはまったく可能です。
自信は創り上げるものだからです。
あなたが変わらず自信がないのなら、それは方法を知らず、逆の方向に動いているからです。
■自信がない人の特徴
ひと言で「自分に自信がない」と言っても、外側から見るとなんの問題もなく、うまくいっているように見えるのに実際は自信を持てない人から、まったく自分に自信がなく、家や部屋から出られない人まで、さまざまな段階があるでしょう。
ここではまったく自信を持てない人を念頭に置いて、自信がない人の特徴を描いてみます。
自己肯定感が低い
「自分はこれでいい」と自分にYESを出す度合いが自己肯定感です。
自分に自信を持てない人の特徴は、「自己肯定感が低い」ということ。
「自己肯定感が低い」とは、自分が自分を「これでいい」と思えない状態です。
言い換えると、「自分はダメだ、足りない」と自己否定している状態です。
日本は個人の多様性を認めて大切にするよりは、個人の多様性を認めず、競争して一番になった人のみに価値があるといった、偏った考えが支配的です。
そのため、多くの人が「負け組」に入ってしまい、自分に自信を持てないことになります。
また自己否定から厳しい努力で成功や幸せに向かうという間違った考えが、さらに自己肯定感を持てないようにしています。
トラウマがある
また、親がサイコだったり、そうでなくても性格的に厳しい人だったりすると、子ども時代に人はトラウマを受けてしまうことがあります。その結果、「自分には価値がない」「自分はダメだ」などと思いがちです。
過去「オマエにはムリ」と言われた
これも家庭環境ですが、親の心ない言葉に傷ついて自信を失うケースも多々見られます。
例えば、
「オマエには何もできない。ムリ」
「オマエは器量が悪いね」
などと言われ、それを子どもが受け入れてしまうと、それはビリーフとなり、子どもの思考、感情、行動を支配します。結果として、思い込んだとおりの出来事が起こり、失敗したり、異性に恵まれなかったりして、自信を喪失してしまうのです。
成功体験がない、わからない
自分に自信がない人の特徴に「成功体験が少ない」(と思っている)というのが挙げられます。
「成功体験」とは、「できた!」という気持ちのことで、自己肯定感を育むのにとても大切です。
しかし、親に甘やかされて育ったため、親がハードルを取り除いてしまい、「自分でやった」という気持ちを持てないでいると、成功体験を持ちにくくなります。
また、何かはできた成功体験はあるはずなのに、完璧主義と合わさると、自分の成功体験がわかりにくくなることがあります。
成功体験というと大げさに聞こえてしまいますが、はいはいしかできない子どもが立ち上げるのは成功体験です。ですから、成功体験は誰にでもあるはずですが、自分に自信がないと、こうした小さな成功体験に気づきにくく、「自分に成功体験なんてない」と思い込むことがあります。
完璧主義
自分に自信を持てない人は、完璧主義であることが多いです。
完璧主義とは、一つのミスも許さず、100点満点でないと納得しない考え方です。
学校や家庭での教育の仕方が、あなたの完璧主義に影響しています。
せっかくある程度できているのに、完璧主義だと、「100点じゃないからダメ」と自分を認めたり肯定したりできません。そのためいつまでたっても自分に自信を持つことができません。
失敗が極度に怖い
自己肯定感が低く、トラウマがあり、ビリーフに問題があり、成功体験が少なく、完璧主義だと、極度に失敗を恐れるようになります。
既に多くの人が「負け組」に入っているのに、さらに失敗すると、負け組の地位さえ危うくなると感じられるからです。
そのため、最善の選択は「何もしないこと」になります。何もしなければ、とりあえず失敗しないからです。
もちろん何もしなければ、何も変わりません。
しかし、心がこの状態では、「とりあえず行動しろ」と言われても、怖くて行動する気になれません。
焦るばかりで、一向に行動できない。そんな状態が続いてしまいます。
真面目
親に何か言われたりしても、それに反抗して受け入れなければ、影響を受ける必要はありません。しかし、真面目すぎたり、優しすぎたりすると、親や世間が押しつけてくる価値観を鵜呑みにするしかないと思うこともあるでしょう。真面目すぎたり、優しすぎたりするのもバランスの問題です。
決定主義、どうせ決まっている
「どうせ変わらない」「親が○○だから」「環境が○○だったから」…そんなふうに思うことはありませんか? 自分に自信を持てない人は「どうせ○○に決まっている」といった決定主義を強く持っていることがあります。「どうせ○○に決まっている」というのは、ここで説明しているような心の性質の結果にすぎません。心の性質を変えれば、人生も変わるのです。
根性、努力が好き
日本社会全体が「根性」や「努力」を非常に尊びます。ときとしてそれは不合理で、長時間労働などの弊害や日本に横たわる生きづらさにつながっています。「自己否定が成長につながる」というのもゆがんだ考えです。
真面目で優しい性格から、自分に自信を持てない人も根性や努力や好きですが、実際に物事を成し遂げるのは根性や努力ではなく、合理的な思考であり、バランスのとれた心の状態です。
■自分に自信をつける方法
いかがでしょうか。あなたにも該当する箇所があったのではないでしょうか。
生育歴に関する事項もあるので、親や学校、教師のせいにしたくなるかもしれません。
自分には「外見に恵まれないから、自信を持てないんだ」と思いたくなるかもしれません。
でもそれはやめてください。
他人や外見・能力のせいにすると、あなたは自分に自信を持つことができません。
たとえ能力があっても自分に自信がない方はいますし、モデルのような美人でも自信がない方はたくさんいます。
あなたと同じ環境でもまったく違う人生を送る人もいるはず。
そして、自信はなにより作っていくものだからです。
だから能力や外見がなんであっても、誰でも自信を作っていくことができるのです。
あなたがそう思うなら、方法はあります。
その方法を6つ紹介しましょう。
言葉を変える
シンプルな方法ですが、とても効果があるのがこの方法です。
あなたがふだんどんな言葉を発しているか、注意してみてください。
「でも」
「どうせ」
そんな言葉を言っているようなら、
「ほらね」
「OK」
「完璧」
「ありがとう」
といったシンプルでポジティブな口癖にしてみてください。
さらに、
「私はモテる」
「私はお金に恵まれる」
「私は自分に自信がある」
などもとても効果があります。
言葉を言うことで、潜在意識がプログラムされ、自然といい方向へ人生が向かっていくでしょう。
小さな目標の達成感を味わう
自信を持つための方法として、一番効果があるのはこれではないでしょうか。
小さな目標を設定して、それを実行するのです。
目標の設定が大事で、難しくはないけれど、少し注意を向けないとできないことがいいでしょう。
「朝30分早く起床する」
「職場についたら笑顔で挨拶する」
「Youtubeに動画をアップする」
「早歩きで歩く」
「呼吸を深くする」
なんでもいいと思います。
ですが、今はやっていないことで、少し注意が必要なこと。
それを計画してやってみましょう。
そして必ず実行すること。
やり始めると、意外とスピードがついてきて、ラクにできるものです。
そしてできたら、小さな達成感を味わってください。
できた自分を褒めてください。
これが成功体験です。
実行前と後で、自信の度合いを自分なりにチェックしてみると進歩がわかります。
他人の評価はいりません。
あなたが感じることがすべてです。
いい人のそばにいる
自分を批判する人、マウントをとる人ではなく、あなたを勇気づけ、褒め、インスピレーションを与えてくれるようないい人のそばにいてください。
自分の良さや魅力は意外と自分ではわからないもの。相手が褒めてくれたら、「とんでもない」などと謙遜せずに、「ありがとう」と素直に受け取ってください。
いい人のそばにいるだけで、自分に自信が持てるでしょう。
緩くなる
自分に自信が持てない人は、完璧主義な人が多いです。
しかし、「勝者は一人、あとは負け組」「100点じゃなきゃダメ」といった完璧主義の考え方で、個人の多様性を本当に認め、幸せな社会を作ることはできません。
もっと基準を下げて、自分に優しく、他人に優しくしていいのです。
失敗してもいいじゃないですか。
間違ってもいいじゃないですか。
カバーできないミスはミスじゃないですよ。
たとえ、10点であったとしても、あなたがそこに達成感や充実感を覚えるのであれば、それでいいのです。
基準が高すぎると失敗が怖くて行動できなくなります。
基準を下げれば、行動できるようになります。
もっと緩くていいんですよ。ご自分の人生なんですから。
小さなことを喜ぶ
自分に自信をつけるコツは、100点満点だったら初めて喜ぶのではなく、小さなことを認めて喜ぶことです。
学校や職場では、大きな達成を求められるかもしれません。
しかしそれは個人の自信とは無関係。
自分の内側に起こった小さいことをしっかり認めて、喜び、自分を褒めてください。
外部に結果が現れなくていいんです。
最初は内側の変化。
感情が変わったり、態度が変わったり、気分が変わるだけで、十分な成果なんです。
「あれ、なんかラクだぞ」
「あれ、調子いいかも」
こんな小さな変化を祝福してください。
自分のためにやってみる
人のためになりたい…それは素敵なことですが、まずは自分のために何かをやることを考えてください。
「家族を食べさせるために起業したい」…それはいいですが「稼がなきゃ」となって苦しくないですか? 行動が止まりませんか?
「親を喜ばすために結婚したい」…それもいいですが、それはあなたを喜ばせることになりそうですか?
もう少し緩くなって、「自分が経験を積むために、ひとまず興味あることで誰かの仕事のお手伝いをしようか」「自分のためにはやりのメイクを研究しよう」ぐらいでもいいのです。
あなたが持つ自信や自己肯定感の度合いに応じて、できることは変わってきます。
あなたが自信をつけたいというのであれば、自分のためだけにやってみても全然OKです。
「自分のために記事を書く」
「自分のためにTikTok動画を作る」
「自分のために絵本をつくる」
誰も見なくてもいいのです。
あなたの自信につながるのであれば。
いかがでしょうか。
実際やってみると、以上のようなシンプルな実践でも、何らかの変化を感じるでしょう。
この小さな変化を大事にしてくださいね。
あなたはあなたでOKです。
そして、あなたは人生を変えることができるし、その方法はあります。
そのときあなたは、自分に自信があり、自分をとても大切にしているでしょう。
自分という唯一無二の存在を愛おしんでいるでしょう。
自分を愛するとはこんなことです。
そしたら、自然と素晴らしい出来事を引き寄せています。
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