皆さん、こんにちは。「宇宙の法則」エバンジェリストのにしきです。
9月中旬から奥さんのヒーラーよしこと、アッシジ、ルルドの秋分の日の
遠隔ヒーリングの旅に出ます。
ライフワークの聖地巡礼の一環です。
とくにアッシジは、僕の発案で加えた場所。
というのは、「本当の願望」を探る誘導瞑想をセミナーでやったんですね。
自分もやってみたところ、十字架が鮮やかに現れたんです。
最初は剣かな、とも思ったのですが、それが十字架に変わって、ぎょっとしたら
次のシーンでは、丸い教会の屋根(キューポラ)の上に、ゴールドで縁取りされた
赤い十字架が見えたんです。
実在するかはわからないのですが、「あ、これはアッシジに来いってことだ」
と直観しました。
なぜなら、前からアッシジで活動したサン・フランチェスコにはご縁を感じて
いたからです。
そういえば、サン・フランチェスコの生涯を描いた映画に「剣と十字架」というのが
あるのを知ったのはつい最近でした・・・
「遠隔ヒーリングなんて怪しい」と思うかもしれませんが、
本当に効果があるんですよ。
嘘だと思ったら、「驚きの遠隔ヒーリング体験談」を見てください。
これだと、僕も信じざるを得ない・・・・
↓ ルルド、アッシジ、秋分の日の遠隔ヒーリング「Miracle Love」はこちらです ↓
http://fairyhealing.attraction-method.net/lourdes_assisi/
エイブラハムの原稿が回ってくる
最近、新しくこのブログに来てくださる方が多いので、
「引き寄せの法則」が日本でどう広がったかについて書いてみましょう。
「引き寄せの法則」という言葉が日本で大ブームを巻き起こしたのは、2007年のこと。
そのブームのなかで僕が大きな役割を果たしたことを、知っている方も
そうでない方もいるでしょう。
僕は当時、ソフトバンク クリエイティブ(現、SBクリエイティブ)の書籍編集部に
所属する編集者でした。そこで、エイブラハムの「引き寄せの法則」シリーズを
担当し、見事ヒットさせ、「引き寄せの法則」の根本原理を伝えるお手伝いをしてきました。
当時は会社員でしたから、本を編集してヒットさせるのが商売でした。
2006年から営業さんたちの反対に負けず、一人で自己啓発系の書籍編集を始めました。
そして「自分はどうもスピリチュアルにご縁があるらしい」ということに
気づいて、スピリチュアル本の編集も始め、ヒット作も出し始めたころだったと思います。
mixiのスピリチュアル系フォーラムで、「ザ・シークレット」というおもしろ
映画があるらしいということに気づきます。
その頃は、まだ「最初の20分」というトレーラーさえなかったと思います。
あったのは、http://thesecret.tv/というサイトだけだったとように記憶します。
今のサイトとは全然違うけれど、ローマの戦士みたいな画像があったと思います。
そのサイトがとてもうまくできていて、「歴史に埋もれたシークレットが
見つかった」なんて印象的に語っていました。
「○○月、DVD発売予定」と書いてありました。
「これはおもしろそうだ」「DVDだけどやってみるか」と思って、著作権エージェントに
連絡しても、権利はどうも売りに出されていないようでした。
本もあるとわかりましたが、その権利はもう売れていて、残念・・・と思っていました。
そのあとしばらくして、今では瞑想教師でもある著作権エージェントの下野さんから
編集長に電話が来ました。
「こんな原稿あるけど、興味ある?」
そんな電話でした。
この一本の電話が僕の人生を変えるとは、下野さんも思わなかったと思います。
というか、下野さんは僕という編集者の存在を知らなかったかもしれません。
当時の僕は、スピリチュアル系編集者としては無名だったからです。
「ちょとこれ、売れるかどうか、検討して」
と、僕に英文原稿が回ってきました。
この原稿が、のちにエスター&ジェリー・ヒックス『引き寄せの法則
~エイブラハムとの対話』となって大ヒットするものでした。
読んでみると、内容に淀みがなくクリアで、とてもわかりやすいものでした。
「これは読んだことがない!」というよりは、「これは知っていることだ」と
思いました。
「チャネリング」というのはどうかなとも思いましたが、
アメリカではAsk and It Is Givenがベストセラーになったのを知っていましたし、
日本で「ザ・シークレット」が出てくれば、その源流ということで話題になる
と思いました。
意外と知られていないことかもしれませんが、
ロンダ・バーンさんは「100年前の本にシークレットが見つかった」とDVDの
なかで言っているので、そのとおりに受け取っている方も多いと思います。
実はそれは大きな嘘で(笑)、まず、ロンダ・バーンさんはオーストラリアの
テレビ局のために、「ザ・シークレット」のもとになる映像を撮影したんです。
それはエスター&ジェリー・ヒックスさんのアラスカツアーに同行して
その内容を取材したものだったようです。
もともと、エイブラハムの教えを取材して、それをもとに構成したのが
「ザ・シークレット」なのです。
ところがその企画がぽしゃって、どうするか・・・と悩んでいたときに、
「DVDにして売っちゃえ」という案が出たんです。
それが意外と売れたというのが、DVD「ザ・シークレット」の始まりです。
ちなみに、DVD「ザ・シークレット」には「オリジナル・バージョン」と
「エクステンデッド・バージョン」の2種類があるのをご存じですか?
「オリジナル・バージョン」には、エスターさんが登場して、例のネックレスが
彼からプレゼントされる・・・というシーンを解説していました。
最後のエンドテロップでも、「エイブラハムに感謝します」と特別お礼が述べられ
ていて、エスター&ジェリー・ヒックスはほかの出演者に比べて別格扱いでした。
その後、権利料の問題で、エスターさんが削除されたのが、現在流通している
「エクステンデッド・バージョン」です。
無名のダークホースが競り勝つ
横道にそれちゃいましたが、
僕の所に、エイブラハムの教えの原稿が回ってきました。
ヒットするだろうし、ぜひやりたいと思いました。
幸い、企画会議も通過。
で、版権にいくら払うかです。
あの原稿には各社が関心を示しているという情報が伝わってきました。
A社、B社、C社・・・名うての名門出版社です。
こちらは、担当編集たった一人の部隊。
ヒット作の経験もさほどありません。
でも熱意では負けなかった。
それにほだされた、当時の編集長、経営陣は偉かった。
「じゃあ、○ドル出して決めちゃえば?」
と、僕にさらりとお金を預けてくれました。
僕にとってはものすごい大金です。
その金額でオファーしたところ、
見事競り勝って、版権取得。
各社ではどこが版権をとったのか話題になりました。
「オタク?」「それともオタク?」などとやり取りがあったらしいです。
「どうもソフトバンクらしい」「ソフトバンクって、出版社やってるの?」
そんなかんじだったそうです。
僕は完全なダークホースで、みんな油断していました。
版権を取得できてとてもうれしかったですが、
「最悪でも○○部は売らないと、利益が出ない」
と思うと胃が痛くなりました。
これまで僕の最高ヒット作が、最低ライン。
けっこう厳しい数字です。
最終的に刊行されるまで、いつも心臓がドキドキしていました。
出版前夜
ここで「ザ・シークレット」について、ちょっと注意しておきましょう。
「ザ・シークレット」はもともと動画のほうが世界的に
ブームになり、そのあとに本が出たのです。
日本では、アメリカ発の引き寄せブームがアンダーグラウンドであって、
そこに本が出てきた。DVDの発売はそのあと。
そういう違いがあります。
こういう順序の違いが、意外と理解にも影響しているように感じたりします。
少し当時のことを振り返ってみましょう。
「ザ・シークレット」が日本で大ヒットしたのは、アンダーグラウンドで
事前に動画のリークがあり、ほんとんど人がそれを見て盛り上がっていたからです。
YouTubeなどの動画投稿サイトに、「最初の20分」どころか、英語版の全部、
そして、ある女性がテロップをつけた日本語字幕版「ザ・シークレット」の
フルバージョンもアップされていました。
斬新な映像表現が大きな話題になっていました。
そのころ、mixiで「引き寄せの法則研究会」を立ち上げたのが
自愛メソッドの河合政実さんです。
「組織力の優れた、すごい人がいるな~」と思っていたら、
その後、ご縁があり、河合さんの本の編集までするとは想像だにしませんでした。
さて、こんな熱狂状態のなか、2007年9月ごろからいよいよ、「引き寄せの法則」という
タイトルをつけた本が出始めました。
もう一つ注意しておくと、当初から「引き寄せの法則」という定訳があった
わけではないことです。
原語は「The Law of Attraction」ですが、それをどう訳すかで各出版社とも
頭を悩ませていました。
なかには「牽引の法則」「引力の法則」という訳もありました。
「ザ・シークレット」の編集も進んでいて、そこでは「引き寄せの法則」という訳
になると知って、僕もそれにならいました。
他社の編集さんから電話が来て、「訳語、どうします?」と相談されたので、
「ウチは引き寄せの法則でいきます」と伝えたところ、「じゃあ、ウチも」という
ところにおさまって、訳語は統一されました。
意外と、こんなものなんです。
エスター&ジェリー・ヒックス『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』は
著名な翻訳家の吉田利子さんに翻訳をお願いしました。
これは当時の大ヒット、ニール・ドナルド・ウォルシュ『神との対話』にあやかった
布陣です。
『神との対話』と同様に、『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』もエイブラハムと
ジェリーさんの対話調だったからです。
すると、そのあと、ニール・ドナルド・ウォルシュのティーチャーのnana&Joeさんと
ご縁ができ、ニールの本を3冊刊行したのもおもしろい巡り合わせでした。
装丁は著名な松田行正さんにお願いしました。
松田さんは案を何度も出すので有名?なようですが、
実際そうでした。
なかなか最終案は決まりませでしたが、最後の最後に、
いい案が来ました。
そして、いよいよ、『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』が校了し、
発売日を待つだけとなりました・・・が・・・
(続く)
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