皆さん、こんにちは。「宇宙の法則」エバンジェリストのにしきです。
今、サンフランシスコでこの記事を書いています。
霧のサンフランシスコというとおり、こちらは曇りがちで、霧雨が降っています。湿気の多い日本の冬というかんじです。
海外旅行は人を自由にします。
コーヒーを飲みながら、道を行きかう人たち。
金をせびる人。
ショップで対応してくれた、藁で作ったおだんごを頭の上につけていうような個性的なブラック系の女性。彼女は彼女なりの思いやりを持っていました。
日本食レストランで耳にした隣の人のイタリア語の陽気なトーン。
別のカップルは彼女が「二日酔いには生姜を飲むといいのよ」と言っています。
翌日、街は朝の6時ごろに目を覚ます。
鳩の鳴き声、ケーブルカーの「チンチン」という鐘の音。
ホテルの通路から聞こえる英語の会話。フレンドリーな感じがする。
たまに聞こえる、日本人宿泊者たちのそっけないけど、その後ろには思いのこもった言葉。
どれがいいとか、悪いとか、そういうふうには感じない。
ただ違うだけ。
ただすべてがおもしろく感じられる。
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自分が見知らぬ星からやってきた宇宙人だと思ってください。
その宇宙人は、きっと地球のこの多様性に驚くことでしょう。
自分たちとはまったく違う地球人たちの振る舞いに、驚嘆を禁じ得ないでしょう。
戦争や暴力といった野蛮な面をまだ持ち合わせているけれど、
そういう否定的な側面があるからこそ、愛や思いやり、親切、
献身、希望といった素晴らしい側面が際立つのです。
地球はこういう二極性を持っています。
つまり、「ツーネス」(two-ness)。
でもこのツーネスが悪いことかというと、そうではありません。
ツーネスがあるから、僕たちは感じることができるのです。
僕たちは、素晴らしいものはそれだけで感じることができる
ように思っていますが、そうではありません。
こういう二極性がないもの、つまり「ワンネス」(one-ness)を考えてみてください。
僕たちはワンネスからやってきていますが、ワンネスでは「感じること」がありません。
ワンネスの世界はすべてが溶け合っている全体なので、「これ」と対象を指し示すことができません。
ワンネスは、無限に広がったスペースに、意識があるような状態だと思います。
でも「私」といった自己意識はありません。
ただ広大なスペースに意識があるだけで、何も感じないし、考えない。
ワンネスが「愛」という場合、それは僕らが想定する暖かさとは違います。
何も考えないし、感じないけれど、ただそこにある。
それがワンネスの愛です。
ちょっと難しいかもしれないけれど、ワンネスでは感じないこと
がわかればいいのです。
肉体も、感覚器官もないし、感じないのです。
そこであるとき「意識」は決心しました。
「感じてみよう」と。
そこでツーネスを自ら作って、地球にやってきました。
だから、いろいろ感じてみたらいいんです。
ポジティブもネガティブも、すべてはOKなので感じてみる。
あなたが宇宙人だったら、どちらを感じてもうれしいと思いますよ。
人が何かを感じるのは、それを感じたいからだと思います。
ポジティブを感じている人は、ポジティブを感じたいから
そうしているだけだし、ネガティブを感じている人は、
ネガティブを感じたいからそうしているのです。
ただし、ネガティブを今感じている人は、少し複雑な物語が
好きで、最初はめちゃネガティブ、そしてそのあとポジティブの
素晴らしさを経験したい人なのです。
こうすると、愛、喜び、幸せ、豊かさを感じたときの素晴らしさが
際立つじゃないですか。
こういうストーリーが好きなのです。
だから、否定性を感じている人は、卑屈になる必要はなくて、ただそれを感じたいことを思い出してください。
そしてとことん感じてください。
感じることが鍵です。
それを一つ上の視点ーー「私はこれを感じたかった」ーーから感じてみれば、自分で書いたシナリオに乗ってくるでしょう。
ネガティブな感情を感じてください。
あなたはそれを感じたいのです。
そして、すべてを感じたい。
いいじゃないですか。
それがあなたが地球にやってきた理由です。
今のあなたは「ネガティブってこんなに重いんだ、すげー」と
驚いて、そのすごさに魅了されています。
無理にポジティブにならなくていいんです。
ポジティブもネガティブも、違いはありませんから。
さきほど例として、見知らぬ星からやってきた宇宙人のことを書きました。
それは誰だと思いますか。
それはあなたですよ。
あなたは、宇宙人。
地球ですべてを体験するためにやってきたのです。
◼︎感じる基礎から始めるワークショップ
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