皆さん、こんにちは。「宇宙の法則」エバンジェリストのにしきです。
部屋の窓から一面の銀世界を眺めながら、記事を書いています。
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「引き寄せの法則」という言葉は誤解を招きやすい言葉です。
今回はそのなかでも根本的な誤解について書いてみましょう。
「引き寄せの法則」というと、「どこからからモノを引っ張ってくるノウハウ」という
ように受け取られています。
少なくともこのブログではそういう理解はしていません。
なのに、多くの人が誤解して受け取っています。
どうしてでしょうか?
その背後には「今持っていないものを得たら、幸せになれる」という根深い
思い込みがあるからではないでしょうか。
だから「引き寄せたい!」と思ってしまうのです。
しかし、何かを実現すること・引き寄せることと、あなたが幸せであるかどうかは
まったく関係ありません。
たくさんのお金を引き寄せても、一時は幸せかもしれませんが、使ってしまえば
その幸せもなくなってしまいます。
とってもすてきなパートナーと巡り会って、かわいいお子さんに恵まれても、
パートナーとの関係に陰りが見え、子どもが悪ガキになったら、あなたの幸せは
失われてしまいます。
この考えでは、地球上のあらゆるモノをあなたにプレゼントしたとしても、
結局あなたは幸せになれません。
なぜなら、幸せかどうかは、あなたが決めることがだからです。
あなたが「ソース」(源)という根源的なエネルギーにつながれば、あなたは幸せ
を感じます。
あなたが「ソース」から離れれば、幸せを感じることはできません。
幸せかどうかは、外部のモノとの関係ではなく、あなた自身の関係なのです。
このことは、どのスピリチュアルの本にも書いてあることですが、それが本当に
腹に落ちたら、あなたは、「幸せになるために」何かを引き寄せたり実現したり
しなくなります。
幸せと引き寄せは関係ないんですよ。
じゃあ、「引き寄せの法則」は無意味なのでしょうか?
そうではありません。
考え方が違うのです。
僕たちが何かを創造したり引き寄せたりするのは、僕たちが「アーティスト」だからです。
創造のアーティスト。
アーティストですから、完璧な現実を創造しようといつも張り切っています。
そしてできた作品としての現実はとっても価値があるものです。
しかし、だからといってそれに満足せず、さらに作品を作り続けます。
だって、それがアーティストのつとめですから。
それは、子どもが飽きずに泥遊びをするのと同じです。
作っては壊し、作っては壊し・・・
子どもが遊ぶのは、「ただ楽しいから」。
アーティストが作品を作るのも、「ただ楽しいから」なのかもしれません。
そして僕らの人生もこれと同じです。
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「自分の外部にあるものを引き寄せれば幸せになれる」という考え方は、
実は被害者意識の変形です。
「私は○○を持ってないので、かわいそう。それは△△のせい。○○さえ持って
いれば、幸せになっているはずなのに」
被害者意識を持つ人にとって、「モノを引っ張ってくる引き寄せの法則」が魅力的
に見えることもあるのです。
しかし、「持っていない」という意識・波動から始まった創造は、結局「ない」という
結果を創造します。
宇宙の法則は、あなたの言葉をそのまま反射してあなたに返す法則です。
「あなたは○○を持ってないので、かわいそう。それは△△のせい。○○さえ持って
いれば、幸せになっているはずなのね」」
と宇宙はつぶやき、「かわいそうな現実」と「○○を持っていないで不幸な現実」を
あなたに贈ってくれます。
つまり、犠牲者意識では幸せにもなれないし、何も得ることができないのです。
やはり、犠牲者意識から抜け出すことが大切なのです。
そのためにできることはたくさんあります。
今日お勧めしたいのは、
「自分の外側にあるものを引き寄せようとしない」です。
誰かすてきな人を引き寄せようとか、お金を引き寄せようとか、
外側を見ないようにするのです。
未来に何かを創造しようとするのもやめます。
未来は存在しないのですから。
ただただ、今、この瞬間をしっかり味わいます。
あなたの内側の感覚を楽しんでみます。
思考やエゴの声を聞かないようにします。
そんなあなたのピュアな内側には、被害者意識も、不安も、恐れもないはずです。
(それは思考の産物です)
それをスピリットとよんだり、ソースといったり、はたまた空といったりするのですが、
そこに足を置いてください。
それが最も堅固な地盤です。
この地盤に立つとき、あなたは「引き寄せの法則」の本質を経験することができるのです。