皆さん、こんにちは。「宇宙の法則」エバンジェリストのにしきです。
皆さんは読書家だと思いますか。
「自分は読書家です」と言おうものなら、「ほお~」と一種の尊敬のまなざしを
勝ち取ることができるかもしれないですよね。
学校でも「本を読みなさい」と何度も言われてきました。
読書には文字を追う集中力が必要なので、読書ができるということは、
ある意味スキルを持っているということです。
本を読むことで、新しい世界を知ることができ、人生の幅を広げることができます。
それ自体はとてもいいことだと思います。
しかし・・・
スピリチュアルの場合は、読書家であることが災いしてしまうのです。
「本を読むこと=知識を得ること」
と、
「人生を変えること」
はまったく別なのです。
だって、本をいくら読んでも皆さんの人生はこれっぽちも変わらないでしょう?
(実はセミナーも同じで、いい話を聞くだけでは人生は変わりません)
人生を変えるのは、知識ではなく、「気づき」だからです。
「身体を使った気づき」・・・といいましょうか。
知識は脳レベルの情報です。
それがいろいろな処理を経て、身体レベルの情報に落ちるときがあります。
「納得する」という意味で「腑に落ちる」と言いますが、まさに「臓器レベル」で
理解する情報が、あなたにとっての「気づき」です。
こういった「気づき」は文字を追うだけでは、やってきません。
本を離れて、本から得た知識を自分の言葉で考えたり、アウトプットしたり、
ほかの知識と関連づけたり、実際実践するという作業のなかから、こうした
「気づき」は生まれてくるのです。
確かに、知識って知るだけで何かすごいことのように感じられるのも事実です。
「へぇ~、こんなことがあるんだ」というような「へぇ」体験はすてきだし、
楽しいです。
でもそれだけ。
知識は何も変えてはくれません。
もし知識が人生を変えるのであれば、誰だってお金持ちになっているし
成功しているし、健康だし、すてきなパートナーと一緒にいるはずです。
でも実際はそうではありません。
なぜでしょう?
それは知識として吸収することと、その「知識を本当に生きること」はまったく
別だからです。
知識を実際に自分が使ってみる。
そして考えたり、探求したり、修正したりする。
そういう作業、体験が、とっても大事だし、それが人生を変えるのです。
ですから、本を読むだけの読書家であるのはもうやめましょう。
暇で仕方がないならそれもいいですが、人生を変えたいのなら、本に情報や
ノウハウを求めることから卒業しなくてはなりません。
例えば、「意図することと委ねることは同じだよ」と言われると、皆さんは理解できずに
知りたくなります。
でも、この納得の仕方は、アボカドを食べたことのない人に、アボカドの味を言葉
で説明して納得してもらうようなものです。
「薄いグリーンで、熟すと柔らかく、バターみたいなまったりした味をしてい
るけれど、醤油につけるとマグロみたいな味になる」
と言葉で説明することはできます。
で、わかった気になることもできます。
「気づいた」と。
でも本当にアボカドの味を知るには、体験するしかないのです。
食べてみれば一目瞭然。
「ああ、あれね」
という共通理解が生まれます。
本とかブログなど文字で説明できることは、この程度のことなのです。
アボカドの味を文字で説明しても、それで味は本当には伝わりません。
特にスピリチュアルの場合、形がないものを説明する難しさがあります。
さらに、「真実は正反対のものの統合」なので、言葉によってはまったく別の
表現になることがあります。
あるときは「意図」になったり、あるときは「委ねる」になったり・・・。
あるときは「運命」になったり、あるときは「自由意思」になったり・・・。
(ちなみに「真実」の意味がわかると、スピリチュアルな言葉の矛盾、対立に
思えるものが、実はそうではないことがわかってきます。「ああなんだ、そういう
ことか」と理解できます。これも知識としては大切かもしれません)
多くの方が知識のレベルで、悩んでしまっています。
本当は知識はどうでもいいんです。
「それをどう自分のものにして、あなたがその知識を生きるか」
これのほうがはるかに大切です。
ですから、読書家をもう卒業しましょう。
本に答えを探すのはもうやめましょう。
その知識を自分で生きてみましょう。
実践してみましょう。
そして、一つでもいいので、自分の血肉にしましょう。
そしたらそれは本物で、もう忘れることはないはずです。
こんなことを第一に、2012年最後の数日を過ごしてみてはどうでしょうか。