皆さん、こんにちは。「宇宙の法則」エバンジェリストのにしきです。
1983年(古くて恐縮)の西武百貨店の広告に、「おいしい生活。」というのがありました。
ご存じでしょうか? 糸井重里さんがコピーを担当。ウディ・アレンのとぼけた表情とあいまって、非常に大きなインパクトがありました。
実際の広告はこんなかんじでした・・・
http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-ebcd.html
「生活に“おいしい”という形容詞がつく?」ということでも話題になりましたが、当時は生活に「おしゃれ」でも「豊か」でも「美しい」でもない、「おいしさ」が求められていました。それは「人生の味」のようなもので、そういうものをこのコピーはうまく言い表していました。
30年近くを経て思うのは、「人生はおいしいなぁ」ということです。
平日の午後、ヘアカットを終えて、246号線、宮益坂上を宮下公園へ。
インテリアショップ、バー、レストラン、それぞれに工夫をこらしたディスプレイ、メニューがあり、見ているだけで楽しくなります。
坂を下って交差点で待っていると、もういろんな人が通り過ぎていきます。
友達と笑っている人、おしゃれな人、何かを探している人・・・。
でも、どんな女性も美しいし、どんな男性もいいかんじです。
着ている服も、持ち物も、きっと考えていることも一人として同じではないけれど、
誰もがとってもイキイキしています。
そして上を見れば、夏の青空に白い雲が綿菓子のように浮かんでいます。
こうしたワンシーン、ワンシーンが、まるで僕たちの前に提供された料理のように、おいしく感じられるのです。
観察しているのではなく、そのシーンをよくかんで味わっている感覚です。
するとホントに楽しくなる。
このワンシーンは本当は幻かもしれないけれど、それでもそのシーンの登場人物として出演してくれてありがとう、美術さん、書き割りを作ってくれてありがとう、と言いたくなります。
街歩きは本当に楽しいです。
お仕事でお忙しい方も、ちょっと歩調を緩めてください。
信号が黄色になったら、渡らず、立ち止まって周りを眺めてください。
そこに見えるすべてのものは、偶然見えているわけではなく、あなたのための贈り物です。
その贈り物を受け取って楽しんでください。
「○○を引き寄せるぞ!」などと、大きなことを意図するのではなく、まずあなたの周りにどれだけたくさんの贈り物があるかに気づいてください。
そしてそれを感じ取れる自分に、豊かさを感じてください。
人生のおいしさ、きっとわかってくると思いますよ。
こんな実践をやってみませんか?