私はどこにでもいる ~ワンネスとノン・ローカリティ

皆さん、こんにちは。「宇宙の法則」エバンジェリストのにしきです。

スピリチュアルの話って難しいと思う。
一筋縄ではいかないから。
誰がやっても、A+B=Cとなるなら、話は簡単だし、わかりやすい。
ところが、「空」の概念のように、「なにもないけど、すべてある」などといわれると
論理では理解できない。
そういう難しいことって、スピリチュアルには多いと思う。
そういう意味では、普通の人から見たら「引き寄せの法則」の内実は難しいでしょうね。
「まだないけど、既にあるように感じる」とかね。
普通の人では「ないのに、あるとは感じられない」のが正直なところでしょう。
でも、「引き寄せの法則」という宇宙の原理を理解して、自分のものとするのは
「魔法使い」になることと同じだと思うんですね。

だから、「魔法使い」の修行は必要。
身体を使う難行系ではなくて、主に「気づき」系ですがね。

量子力学的気づきへの移行

その修行とは、引力に代表される古典力学から量子力学の気づきへの移行ともいえます。
量子力学ってご存じですか?
多くの人は学問としては習っていないはず。
でも、数式を使わなくても、量子力学の問題設定やエッセンスは誰でも理解可能です。
ぶっとんでるけど。

量子力学の知見を紹介しながら、意識ワンネスについて、書いてみたいと思っています。
どこまで説明できるか、わかりませんが、おつきあいくださいね。
あなたの常識を覆すことができたら、おもしろいな~と思っています。

さて、「ワンネス」っていう言葉はご存じだと思います。
僕らがもともとは「ひとつのもの」という意味です。
一つの根源的なエネルギーがあって、それを「ソース」と呼びます。
僕らはその「ソースの一部」であり、僕らの存在は「ソースの現れ」という見方です。
だから、もとをただせば、僕らはひとつのもので、つながっている、といえます。

ここでもう理解不能になる方も多いと思います。
それは、僕らの普通の意識では「ワンネス」を把握したり、感じたりできないからです。
むしろ普通の意識で感じられるのは「他人と自分は違う」という感覚です。
顔かたちも違うし、考えていることも、行動も違います。
「同じというよりは、違うんだけどな・・・」というのは正直なところかもしれません。
この意識のことを「分離意識」とよんだりして、スピリチュアルの世界では、
「幻想」などとされ、邪魔者扱いです。

スピリチュアルであろうとする人は、みなワンネスを体験したいと思っています。
(ちなみに、ワンネスを体験するには、議論や質問などの思考を捨て去り、「自分を
感じる」ことをやってみるといいです。スピリチュアルに目覚めていろいろやり出
した初期、歩道の向こう側で待っている見ず知らずのサラリーマンにものすごい愛
を覚えたのですが–ヘンな意味じゃないですよ–、そのときも「感じる」こと
をずいぶんやっている時期でした)

じゃあ、このワンネスってどんな感じなのでしょうか。
思考と言葉を使いながら、描く努力をしてみます。

僕らはどこにでも存在する「ノン・ローカリティ」

ワンネスは日本人なら実は誰でもわかっています。

例えば、「虫の知らせ」
親しい人に危険が迫っていたりすると、それが伝わったりする現象です。
なんだか急にそわそわして電話してみると、親しい人が病院に運ばれたところだった、
とか、亡くなったところだった、ということがあるというのは、日本人なら
誰でもわかります。

恋愛のまっただ中にいるとき、場所が離れていても相手が何を思い、何をしているか
手に取るようにわかるのは誰でも経験することでしょう。

あるいはシンクロ
「あの人、どうしてるかな~」とふと思うと、その相手のほうも
「にしきさん、どうしてるかな?」と思い出してくれているのは
僕にはよくある体験です。

こんなこともワンネスの一端を示す現象です。

こういった体験を積んでいくと、こういう意識に達することがあるでしょう。

「私と○○さんは見かけは違うけれど、実は同じ存在の現れ。
すべての命は実はそう。
人間も、ネコも、イヌも、虫も、すべては同じソースの現れ。
命がないと思われている物質、例えば、ディスプレイも、コンピューターも、
Kindleも、時計も、窓も、向こうに見えるビルや家々も、そして
空も雲も、自分は同じソースの現れなんだ!」

こういう「気づき」は、さきほどの「虫の知らせ」よりは
かなり気づきが深まっているように感じられます。
気づきの「量子的飛躍」です。

ちなみに、「気づき」はいきなり「ポン!」と訪れて
以前のステージとは全然違う場所に量子的に飛躍するものです。
じわじわ気づきが高まることはないのです。

さて。

あなたがこの意識に達したとしましょう。

つまり「すべての人、動物、モノ、無生物も含めて、すべてはソースの現れ」
と気づいたとします。

すると、その意識では、

「今まで自分とコンピューターは別物だと思っていたけれど、
ソースの観点からすると、オレはコンピューターというモノと同じだ。
コンピューターはオレだ」

と思えることでしょう。

同様に
「ネコはオレだ」
「虫はオレだ」
「ビルはオレだ」
「空もオレだ」
ということが、リアルなこととして理解できます。

ということは・・・

「オレはイスに座ってここにいる。
だけど、目の前のコンピューターでもある。
もっと離れたビルでもある。
いや、ずーっと離れた雲でさえある。
そうか、オレはすべての場所にあるんだ!」

ということに気づくはずです。

普通の意識では「オレ」は身体のなかに収まっている意識だし、
身体そのものだと感じられるでしょう。

しかし、ワンネスがあるとして、ワンネスを感じることができたら、
「オレ」は自分の身体を超えた存在だいうことが納得できます。

「オレ」「私」は、身体に縛られない。
それ以上の存在だし、どこにでも「いる」。
どこにでも「ある」。

神は偏在する。どこにでもいる。
自分という意識(身体に縛られないので、意識といったほうがいいでしょう)も偏在する。

「私」は「ここ」という場所の物質性に制約されない

この特性を「ノン・ローカリティ」といいます。
日本語は「非局在性」といいますが、逆にわかりにくいので、
ここでは「ノン・ローカリティ」で通します。

私はどこにでもいる。
しかも、身体に制約されない。

この「ノン・ローカリティ」を感じるのはよほど修行しないと・・・と
思うかもしれませんね。

しかしそうではありません。

僕たちを構成する粒子が、そもそもこういう「ノン・ローカリティ」の
性質を持っているのです

だから、気づくと気づくまいとにかかわらず、
僕らの意識は「ここ」という場所を越えて存在しています

さらにおもしろいのは、僕らは単独では存在できないことで、
「2つがペアになっている」という特徴を持っていることです

ツインソウルとか、そういうことを思い出す方もいるかもしれませんが、
「2つがペアになっている」ことにも関係するのかもしれません。

次回はこのことを書いてみましょう。

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